秘密基地にちょっとした開発案件が持ち上がった。
図の上部は真北に向いていて、青梅街道に面している。
図にあるような共同開発で、僕の秘密基地を買いたいと申し入れがあった。
北側の5階建てマンションは敷地面積50坪で築47年。
今時の耐震診断も下から2番目という、古い鉄筋コンクリート作りの建物。
隣の賃貸アパートは敷地面積60坪で築30年を超え、阪神大震災の耐震構造と古い。
隣の賃貸アパートは敷地面積60坪で築30年を超え、阪神大震災の耐震構造と古い。
僕の秘密基地は敷地面積20坪。
3つの土地を合わせると130坪の面積になるので、13階建てのマンションが建設可能になる。
青梅街道に面しているので、防災のために5階以上の耐震構造でないとならない。
青梅街道に面しているので、防災のために5階以上の耐震構造でないとならない。
僕の土地は、業者の話では購入時の5倍ほどの坪単価で買い取りたいという。
僕の土地を加えると、広い長方形のマンションが建つのでしょうね。
僕の家が丁度、真南の空間を占有しているという事情もあるのでしょう。
でもねぇ・・・・売ったところで、高々数千万円。
お金なんか欲しくないし、そんな金はすぐになくなってしまう。
小さくても古い家を自分でリフォームして、遊びに特化した自慢の空間に作り替えた
都内で一戸建ての別荘、『男の憧れ・・・秘密基地』ですからねぇ。
何よりも、時間を気にせず寝たいだけ寝て、寝る時間も決まっていない。
誰にも邪魔されず、一人の時間を過ごせるのでストレスは皆無。
定年退職後の人生は、凄く快適に過ごしているのです。
それに、もし売却するとしたら、秘密基地に移動した大量の荷物は、
またどこかに移動しないとならないし、今さら自宅に戻る気もない。
家族とはいえ、自分以外の人間と暮らすのはもう出来ません。
折角作ったお気に入りの秘密基地も、無くなってしまうので売る気が無いのですよ。
僕が死んだら、隣のアパートと一緒に処分しても構わないけれど
元気なうちは、秘密基地で住み続けたいと思っているのであります。