お魚三昧生活

鹿児島の定置網で獲れる魚や市場の魚、鹿児島大学総合研究博物館魚類ボランティア(魚ボラ)の事などを紹介します!

シマガツオ

2007年10月01日 | 日記

 今日は漁師さんから標本用にシマガツオ属の魚を頂く。先週も頂いたのだが、それは釣って死んでしまった個体。そのまま魚ボラに持ち込み標本登録済みである。そこでの同定結果はマルバラシマガツオであった。ただ、ちょっと自信なさそうであった。今回はこの時に釣って船に生かしておいた個体を頂いた。生きていたので水族館用に良かったのだが、船の活け間を使う事になり仕方なく〆られたのでこちらに回って来た(ラッキー!)。前回はそのまま魚ボラに持ち込んだので写真を撮れなかった為、今回じっくりと撮影。シマガツオというと自分の中では深海魚のイメージがあった。だがこの個体は夜間に表層で曳き縄によって釣られたとの事。シマガツオ類は夜間には表層に浮上するらしい。図鑑にも分布深度は表層からとなっていた。確かに定置網でも稀ではあるが捕れる事がある。表層で捕れるのであれば水族館でも飼育可能のような気がする。となれば水槽で泳ぐ姿も見てみたい。
コメント
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