お魚三昧生活

鹿児島の定置網で獲れる魚や市場の魚、鹿児島大学総合研究博物館魚類ボランティア(魚ボラ)の事などを紹介します!

イボオコゼ

2008年04月26日 | 定置網

 今日は定置網で選別作業中にイボオコゼを見つける。見た目はゴツゴツしているうえ棘があり危険な魚のように見えるが、素手で触っても平気である。だが刺される事があるのか毒があるのかは分からない。また、大きくならないうえこの姿にこの体色。良く見ないと目がある事にも気付かず、たくさんの雑魚に混ざっている状態ではゴミのように見えてしまう。その為か漁師さんがこの魚に気付くと珍しい魚がいたと持ってきてくれる。あまり捕れる魚ではないが沖で生きている状態で見つけたこともなく目立たない魚である。黒バックの写真を撮っていなかったので撮影するが、やはりこの魚に黒バックでは良く分からない写真になってしまった。白バックの写真を撮ろうとするも、この個体は魚ボラの標本用に既に冷凍済み。再び解凍して撮影してもいいが、また捕れた時に写真は撮ることにする。
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また捕れる

2008年04月26日 | 定置網

 今日は定置網でもう1種。またヒメジ属の魚が捕れる。この個体で3個体目となる。今回は生きた状態で捕る事ができた。泳いでいる姿はU.pori(ブログ 2006 11.23)に良く似ている。だが顎ヒゲは黄色い。このまま生かしておいても傷付くだけなので魚ボラの標本用に丁寧に確保する。鰭膜も破けず綺麗な状態で捕る事ができた。U.poriのように今後増えてくるのだろうか。
*2012年に日本初記録種とわかり、標準和名アカネヒメジと提唱されました
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