
今日は今年初の魚類ボランティアの日。魚ボラの学生が今朝、採集のため県内の定置網船に乗る。そしてフサカサゴ科魚類の日本初記録種を採集してきていた。年明け早々縁起がいい。その個体を見せてもらうと全長は30センチを越え体高もありかなり大きい。これだけ大きく特徴があるので今までに見た事がない魚である事が直ぐに分かる。日本初記録種ではあるが先生も忙しく、それが報告されるのはいつになるのか分からない。今日はこのあと標本の整理を行なう。小さな個体の標本を、それをまとめていた入れ物から種ごとに分けられている標本ビンに移す。これを入れ間違えると標本が迷子になってしまうので、タグをチェックし慎重に行なう。標本も種ごとに分ける事によりかなり入れ物が増え、標本室らしくなってきた。今年は年明け早々初記録種という事で今後どのような魚に出会えるか楽しみである。