今日は漁協定置網の水揚げを見に行くと、これマグロの子と聞かれる。見てみると頭部が非常に大きな幼魚である。マグロ類の幼魚は頭でっかちである。また尾柄部に小離鰭もある。だが、背鰭を見るとマグロ属ではない感じ。パッと見たときは体側の感じがイソマグロのように見えたがイソマグロなら背鰭の形も一致する。ハガツオの幼魚も同じような背鰭を持つが、ハガツオの幼魚の背鰭は黒い。やはり第一印象のイソマグロの幼魚だろうか。家に帰りこのサイズではないが昔撮ったイソマグロの写真を見ると若魚ではあるが背鰭の色が一致する。とりあえず写真を撮り、標本を傷めないように直ぐに魚ボラの標本用に冷凍保存する。その撮った写真から側線を探すがよく分からない。標本を確認したいが既に冷凍中。結局後は魚ボラ任せとなる。
魚ボラでイソマグロGymnosarda unicolor(Rüppell,1838 )と同定されました。