今日は仕事も終わり家に帰ると、今週の初めサクラダイを提供して下さった漁師さんから連絡が入り、また違う魚が釣れたので確保し、倉庫の冷蔵庫に入れて置いてくれているとの事。裸のまま置いてあると言うことなので、鰭が乾く前に急いで取りに行く。魚を見るとまたハナダイ系でこれまた魚種が違う。この手の魚種は定置網では獲れないので標本提供は何ともありがたい。持ち帰り検索図鑑で調べる。するとアカオビハナダイかケラマハナダイの雌個体となる。この両者の違いは尾鰭の赤い個所なのだが、それが上下端なのか後縁なのかという事。個体を見ると上下端だけが赤いのかそれとも後縁全てが赤いのかがはっきりとは分からない。となると側線下方横列鱗数を数えなければならない。でもこの違いは1~2枚である。大幅に違うのであれば自分でも数えるが、この差では自分で数えても合っているか自信が無い。またしても魚ボラ任せとする。クマソの雌ではないだろうな。
魚ボラでアカオビハナダイ Pseudanthias rubrizonatus(Randall,1983 )と同定されました。