お魚三昧生活

鹿児島の定置網で獲れる魚や市場の魚、鹿児島大学総合研究博物館魚類ボランティア(魚ボラ)の事などを紹介します!

チカメキントキ

2009年12月17日 | 定置網

今日は定置網を起こすとキントキダイの仲間が1個体浮き上がる。よく獲れるキントキダイ類では無いと直ぐにわかり、急いでタモ網を手にして掬い上げる。チカメキントキである。チカメキントキは決して珍しい魚ではなく、定置網でもたまに獲れる。だが、いつも獲れるのはサイズが大きいのだが、今回の個体は体長が15センチ程と小さいのである。このサイズは今までに獲れた事がなく、魚ボラの標本用に丁度良い。確保し持ち帰り写真を撮る。チカメキントキは腹鰭が非常に大きく、今までは展鰭してホルマリンで固定しても戻ってしまう場合が多かったが、今回は小さい個体の為か綺麗に広がってくれる。ところが喜ぶのも束の間、腹鰭が広がると魚体の高さが高くなり、今度は撮影用の水槽に入るかが微妙となるが、何とかギリギリセーフであった。何とか撮影も終え、あとはいつものように冷凍保存する。
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