お魚三昧生活

鹿児島の定置網で獲れる魚や市場の魚、鹿児島大学総合研究博物館魚類ボランティア(魚ボラ)の事などを紹介します!

フタスジタマガシラ

2010年09月18日 | 採集

 今日は仕事が早く終わったので、貝の素潜り漁に行く。ところがここならたくさん採れるだろうと思って行った場所に目的の貝が全くいない。時間が無駄なので場所を変えようと戻る。すると陸に上がろうとする場所に今まで見た事のない魚が泳いでいるのが目に付く。顔つきからタマガシラの仲間だろうと思うが種までは分からない。生憎、採集道具を持っていない。だが観察しているとその場所から全く離れようとしない。さらに近くに隠れるような大きな岩やサンゴはない。イチかバチか陸に上がり、急いで車まで戻って魚の採集道具を取り、再びその場所に潜る。すると、思った通り同じ場所にまだいる。そして難なく採集する。持ち帰り調べるとフタスジタマガシラの幼魚と分かる。フタスジタマガシラの成魚は姿かたちを知っていたが、幼魚がこんなにも違うとは知らなかった。その模様の移り変わりが分かるような各ステージの写真を撮りたい。でも初めて見た魚である。これからも出会いがあるだろうか。
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イレズミニザ

2010年09月18日 | 採集

 今日、場所を移動して採集した2種目。イレズミニザと思われる。7月にこの幼魚と思われる個体を採集していて(ブログ 2010 7.26)、この種の成長した個体を採集しようと考えていた。探しているとニセカンランハギの群れの中に数個体この種が混ざって泳いでいるところを発見。採集しようとすると凄い勢いでニセカンランハギまで逃げまわり、見失ってしまう。イレズミニザだけ集中して見ていても動きが速いうえ、よく似たニセカンランハギが混ざってくるので厄介である。改めて群れの意味、威力を思い知る。すると群れから逸れたイレズミニザを見つけ、追い込み採集する。前回採集した幼魚は全長が6センチ程であったが、今回採集した個体は全長で13センチ程と倍くらいある。幼魚もそうであったが泳いでいる時は体の前半部は明るく、体後半部は黒っぽい体色であったが、捕まえると普通の体色になってしまい特徴が分かり難い。ネットで調べると頭部に小橙色斑が散在する事や胸鰭が黄色である事、尾柄部が白い事でイレズミニザであろうと思われる。今度は成魚を採集しなければ。
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