今日は定置網でまた、青いラインの入った黄色い魚を見つけ、取り上げる。見ると4本の青いラインの下にもう1本、鰓蓋や腹部など所々に薄らと青いラインが確認できる。これがあるという事はヨスジフエダイである。前回獲れたのがベンガルフエダイと同定された(ブログ 2009 11.27)ので、持ち帰り一応検索図鑑で詳しく調べる。検索図鑑では背鰭棘数がヨスジフエダイは通常10以下、ベンガルフエダイが通常11以上となっている。この個体の背鰭棘は11である。だが、ヨスジフエダイの計数は10~11棘となっているので11棘ではお互いに当てはまる。胸鰭は上部のみ黄色く、後は透明である。これはヨスジフエダイの特徴で、ベンガルフエダイでは全体が薄い黄色となると前回教えてもらっている。いろいろと考慮するとやはり今回の個体はヨスジフエダイの可能性が極めて高い。でも、自分で判断せずに最終的にはいつものように魚ボラで精査してもらおう。
*後日、魚ボラでヨスジフエダイではなく、ベンガルフエダイと同定されました。