最近は綺麗な潮が入ってきており、毎日のようにヒメイトマキエイが定置網に入網する。水揚げできないうえ、逃がすにも大きな為その処理が厄介であり、漁師からは嫌われている。魚ボラの標本として活用できるのだが、それもその大きさから難しく、今迄確保した事がない。そんな中、今日定置網で魚を船に積み込んでいる時、真っ白な小さなイトマキエイが揚がってくる。今日も大小2個体のヒメイトマキエイが入網していたので、その大きな個体の胎仔と思われる。だが、この個体、背鰭の後に尾棘がある。ヒメイトマキエイには尾棘は無い。尾棘があればイトマキエイとなる。だが、網に入っていたのはヒメイトマキエイだったと思うのだが、その親は既に網の外に逃がした後で確認できず、疑問が残る。定置網の中でエイ類が胎仔を出す事はよくあるのだが、イトマキエイ類の胎仔は初めてである。今迄イトマキエイ類の標本を確保したいと思っていたが、胎仔とは言え、念願の標本確保となる。体色は白いが姿形は親魚そのものである。標本をホルマリンで固定すれば親も子も体色は同じになるので良しとする。
最近は綺麗な潮が入ってきており、毎日のようにヒメイトマキエイが定置網に入網する。水揚げできないうえ、逃がすにも大きな為その処理が厄介であり、漁師からは嫌われている。魚ボラの標本として活用できるのだが、それもその大きさから難しく、今迄確保した事がない。そんな中、今日定置網で魚を船に積み込んでいる時、真っ白な小さなイトマキエイが揚がってくる。今日も大小2個体のヒメイトマキエイが入網していたので、その大きな個体の胎仔と思われる。だが、この個体、背鰭の後に尾棘がある。ヒメイトマキエイには尾棘は無い。尾棘があればイトマキエイとなる。だが、網に入っていたのはヒメイトマキエイだったと思うのだが、その親は既に網の外に逃がした後で確認できず、疑問が残る。定置網の中でエイ類が胎仔を出す事はよくあるのだが、イトマキエイ類の胎仔は初めてである。今迄イトマキエイ類の標本を確保したいと思っていたが、胎仔とは言え、念願の標本確保となる。体色は白いが姿形は親魚そのものである。標本をホルマリンで固定すれば親も子も体色は同じになるので良しとする。