
先月から南方系のアジ類が獲れ出しましたが、今日もこれまた一年振りだろうかイトウオニヒラアジを見つける。ただこの個体、吻背縁と体軸がなす角度がかなり浅くそこだけ見ればオニヒラアジ。だが、主上顎骨後端が瞳孔の後端に達しているのでやはりイトウオニヒラアジと思われる。また、体色は当てにならないと言われるが、生時はこのように黄色み掛かった体色がイトウオニヒラアジである。普通のオニヒラアジも黄色み掛かっているが、少し黄緑掛かった体色である。私はこの体色を見てハッと思い取り上げ主上顎骨の後端を確認した次第である。だが、この体色も鮮度次第である事も事実である。