お魚三昧生活

鹿児島の定置網で獲れる魚や市場の魚、鹿児島大学総合研究博物館魚類ボランティア(魚ボラ)の事などを紹介します!

成長過程? ツノハタタテダイ幼魚

2022年07月04日 | 定置網
 1ヶ月近く掛け、定置網を新たなものにやり替える作業を行っていて、先週終了。今日からやっと定置網漁の再開である。漁模様はギンガメアジが多くまずまずの漁模様である。そんな中、市場で選別作業をしていると見慣れない小さな魚を発見。ツノハタタテダイの幼魚の様である。ツノハタタテダイは素潜り採集で見る事があり、採集もしている。でも定置網に入ることはない。だが、5月にハタタテダイ属のトリクチス幼生をお隣の定置網の方から頂いている(ブログ2022 5.27)。それが体側や臀鰭が黒く、今まで見た事が無い体色をしており、その体色からツノハタタテダイが思い浮かんでいた。今回、この個体が獲れ、以前の個体もツノハタタテダイではないかというのが濃厚になった感じである。この様に若魚や幼魚からわからなかった稚魚が判明していけば本当に本望である。でも、今回は稚魚から幼魚へ確定となるもう一段階の過程が欲しいところであり、今回の個体を得ることで前回がツノハタタテダイの稚魚であるとは確信できない。まだまだ稚魚を探す必要がある。



ツノハタタテダイ幼魚







前回頂いたトリクチス幼生

コメント
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