今日は定置網漁でも漁獲が少なく水揚げが直ぐに終わってしまう。その後の仕事も無く帰路に就く。すると途中でお隣の定置網の方から電話があり、珍しい魚が獲れたとの事。市場へ引き返す。取って頂いた魚を見ると驚きのホソウケグチヒイラギである。ホソウケグチヒイラギはお隣の大隅半島東岸では普通種のようだが、こちら薩摩半島側では稀種である。私が撮っている写真を見るとこの個体がここでは4個体目となる。前回の個体はブログでは触れていないのだが、2019年1月なので今回は3年振り位である。お隣の半島で獲れる量を考えるとこちらではもう少し獲れてもおかしくないのだが、潮に大きく影響する魚なのであろう。今回はこのほか小さなコバンヒイラギも2個体見つけてくれた。たくさんいるオキヒイラギを選別中に見つけてくれたのだが、ホソウケグチヒイラギはサイズが大きく目立ったかもしれないが、コバンヒイラギはオキヒイラギよりも少し小さく、違いもわかり難いのでよく見つけたものだと感心してしまう。今後もオキヒイラギが続きそうなのでまだ見ぬ宮崎で見つかっているカドガワウケグチヒイラギを期待してしまう。
ホソウケグチヒイラギ
写真真ん中・下:コバンヒイラギ