今日の定置網漁で標本用に確保したのはトビウオ類幼魚の他にもう2種あり、そのうちの1種。サヨリの仲間の幼魚が獲れ、見ると体側に横帯が現れている。体側に横帯があるサヨリの仲間と言えばホシザヨリである。だが、昔ホシザヨリの幼魚が獲れた事があり、写真に収めている。その写真を見ると体高や体色など違い別種の様に思う。検索図鑑で調べるとホシザヨリかナンヨウサヨリに落ちる。となるとナンヨウサヨリとなるのだが横帯が気になる。そこで稚魚図鑑で調べると、ナンヨウサヨリは稚魚期に5横帯があるとなっている。更に科博のデータベースを見ると横帯が現れているナンヨウサヨリの写真も見つかる。これでこの個体がナンヨウサヨリの幼魚であることがわかり、小さい時は横帯があることを初めて知る。



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