お魚三昧生活

鹿児島の定置網で獲れる魚や市場の魚、鹿児島大学総合研究博物館魚類ボランティア(魚ボラ)の事などを紹介します!

イトヒキヒイラギ属の魚を標本登録

2024年11月21日 | 定置網
 今日は定置網漁操業後、市場で水揚げを終えるとお隣の定置網の人からまた大きめのヒイラギが獲れて冷蔵庫に入れてあると言われる。冷蔵庫に取りに行くと何とイトヒキヒイラギ属の魚である。イトヒキヒイラギ属の魚はここでは2年前に初めて同じ定置網の方から頂き標本登録した魚である(ブログ2022 11.24)(ブログ2022 11.25)。当時は普通にイトヒキヒイラギであったが、昨年の11月に国内で確認されていたイトヒキヒイラギが4種に分かれたのである。2年前の個体もまだどの種に当てはまるのか確認されていないみたいでもあるし、今回の個体も前回の個体と同種かわからないし、どの種になるのかもわからない。という事で一応綺麗な状態の標本写真も撮っておきたいし、この前のテングハコフグ(ブログ2024 11.11)もまだ活かして置いているので大学へ持ち込むことにする。大学へ行くといつもの研究室はまだ工事中。今回も学生を乗せてお隣教育学部の仮の研究室まで行き、標本登録してもらう。展鰭する前にどの種になるのか同定してもらうが、数人の学生が標本を手に取り細かい所を文献見ながら調べている。箇所によっては固定しないと正確に調べられないみたいでもある。自分では今後も同定する事は出来ないだろうと思うレベルである。最後まで見届けたかったがこちらの教育学部は門が閉まる時間が早く、車が出られなくなってしまうので後は学生に任せて帰宅となる。
イトヒキヒイラギ属


工事もあと少しかな

仮の研究室

イトヒキヒイラギ属

この前のテングハコフグ
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