お魚三昧生活

鹿児島の定置網で獲れる魚や市場の魚、鹿児島大学総合研究博物館魚類ボランティア(魚ボラ)の事などを紹介します!

ウスバハギ幼魚

2019年11月21日 | 定置網
 今日の定置網漁で網を絞るとウスバハギの幼魚が水面に浮いたのを見つけ、タモ網で丁寧に掬い上げる。この手のカワハギ科魚類は第一背鰭棘が非常に細くて脆く、直ぐに折れてしまう場合が多い。特にウスバハギでは成魚でも棘が細くて折れ易く、市場に並ぶ時にはほとんどの個体が折れてしまっている。幼魚は稀にしか網には入らず、今までも確保した個体の写真を見ても背鰭棘が皆折れていた。今回は他の魚に揉まれる前に見つけることが出来、背鰭棘に注意しながら慎重に掬い取り、確保することが出来た。これで第一背鰭棘が当たり前の状態での写真を撮ることが出来た。だが、撮った写真を見ると背鰭・臀鰭の鰭立てがうまく出来ておらず、また失敗した感じである。あとは魚ボラの標本用に気を使いながら冷凍し、大学でも背鰭棘が折れることなく標本撮影、登録をしてもらいたい。


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