今日は定置網漁の水揚げ後、市場内を散策していると、雑魚が入れてあるカゴの中の魚に目が留まる。ホオアカクチビである。ホオアカクチビはこの市場では6年前に水揚げされているのを初めて見た。その当時は自分がフエフキダイ科の魚をよく知らず、写真にだけ収めていた。その後、ホオアカクチビとわかり、それからも何度か水揚げされ市場に並ぶ事があったが、サイズが皆大きく魚ボラの標本用には確保していなかった。今回も雑魚カゴの中にはよく似たイトフエフキが何尾も入っていてサイズ的にも似た感じで危うく見逃してしまうところであった。こんなに小さなホオアカクチビを見るのは初めてであり、もちろん標本用に確保する。サイズ的には小さいのだが、うちの撮影用の水槽に入るかどうかが微妙である。持ち帰り撮影用の水槽に入れてみるがやはり魚の方が少し大きい。だが、魚を斜めにすれば展鰭した状態でも水槽内にギリギリ入れることが出来、何とか撮影することが出来、ホッとする。最近は稚魚や幼魚と老眼には厳しい小さな魚ばかり扱っていたので、撮影用の水槽ギリギリではあったが、久し振りに展鰭から撮影まで気持ち良くする事が出来た。






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