今日は日曜日である。仕事も市場も通常なら休みであるが、月曜日から海上は時化が続く予報な為、今日は市場も開き、定置網漁を操業する事になり仕事となる。そして明日は時化で休みと言う事で通常は土曜日に行っている港での夜間採集を今日行う。今日の夜から風が吹いてくると思っていたので夜間採集は厳しいかと思っていたが、港に着くとまだ無風状態で海中が良く見える。更に干潮時なので底までよく見える。魚を探していると早速ハゼを発見。見覚えのあるハゼである。まさかと思いタモ網で掬うとやはりツムギハゼである。ツムギハゼは南方に生息する毒を有するハゼである。テトロドトキシンというフグと同じ毒を持つ事で知られている。このツムギハゼは3年前にもこの場所で採っている(ブログ2018 11.3)(ブログ2018 11.24)。時期的には同じ11月である。あれからは見つかっていないので安心していたがまた現れてしまう。サイズ的に小さいので食べることは無いかもしれないが、見た目は美味しそうなハゼである。前回から3年経っているので偶発的に現れたと思われるが心配ではある。でも、再び姿を見ることが出来てちょっとは嬉しい思いもある。通常通り昨日夜間採集をしていたら出会わなかったかもしれないので、得した気分でもある。明日、所用で鹿児島に行くので生きた状態で大学へ持ち込む予定。今日はその他サザナミフグの幼魚などを採集して終了。
ツムギハゼ
サザナミフグ幼魚
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます