今日は定置網でもう一種、メアジが捕れる。メアジは周年よく捕れ、普通種である。今まであまり気にしていなかったのだが、今日は体側上方部の黄色縦線が顕著な個体とそうでない個体が混ざっていた。写真では分かり難いが黄色縦線の現れ方の違いがはっきりと両個体で分かれている。「黒潮の魚」という図鑑がある。そこにメアジの両個体の事が記載されている。この図鑑を見たときは魚の絞め方や氷の打ち方などによる鮮度の違いではないかと思っていた。ところが今回は魚の絞め方としては同じ条件下でこの両個体が混ざる形となった。これによって自分が思っていた鮮度の違いではとの考えが覆された。最近メアジの仲間の日本初記録種も発表されているが、自分ではその違いがまだ分からない。今回捕れた個体がそれなのかも分からないのでとりあえず両者数個体を魚ボラの標本用に確保する。
*両方ともメアジSelar crumenophthalmus (Bloch,1793 ) でした。
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