もう7月である。例年なら5月頃から素潜り採集をするのだが、今年は仕事が忙しくまだ行っていない。仕事も一段落し、今日やっと今年初の素潜り採集に行く。海に入るともう夏の海。カラフルな魚がいるものの標本用に欲しい魚はなかなか見つからない。欲しい魚は見つからないものの、アカエソ属の姿はちらほら確認出来る。薩摩半島で記録の無いミナミアカエソを昨年から探している。昨年採集した個体は魚ボラでヒトスジエソと同定された(ブログ2021 10.14)(ブログ2021 10.19)。自分では同定出来ないのでアカエソ属の魚を見つけたら採集する。そんな感じで魚を探していたら、最終的にアカエソ属の魚ばかり6個体採集して終了となってしまう。アカエソ属の仲間は採集の仕方が少し違う。普通の魚はフェンスネットで採集する時、魚に気付かれない様に魚の後ろの方に網を仕掛け、魚の正面から追い込んで行く。だが、エソの場合、同じ様に正面から追い込もうとしても後ろへは逃げず、前方(自分の方)へ突進して来て逃げられてしまう。なので、エソの場合、前方に網を仕掛け魚の後ろから追い込む形となる。幸い、エソの前方に網をかなり近づけても逃げないうえ、真正面へ逃げてくれるので場所さえよければほぼ確実に網の中に追い込む事が出来る。今回も昨年の個体と同じ様に見えヒトスジエソっぽいが、1個体だけ体色が若干違う個体がいる。ミナミアカエソを期待してしまうが、ヒトスジエソではなかったとしても普通のアカエソなのだろうな。
アカエソ属の魚
アカエソ属の魚発見(2個体)
魚の前方をフェンスネットで囲む
フェンスネット
今日の成果(エソばかり)
上から2番目の個体の体色が濃い感じ
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