今日は定置網漁を終え市場で水揚げ作業を終えるとお隣の定置網船が帰港。水揚げ作業が始まるといろいろな魚が入ったカゴが運ばれて来る。何かいないか見ると大きめのチダイの様な魚が混ざっている。最近はチダイの中にヒレコダイが混ざっているのをよく見かける。今回もヒレコダイかなと思い、取り上げてみる。すると面長でヒレコダイではなくタイワンダイである。タイワンダイは昨年の11月にうちの定置網でも久し振りに獲れ、ブログでも紹介している(ブログ2023 11.11)。タイワンダイは探していた魚であり確かめたいことがある。実は昨年獲れた時にSNSに上げるとウオノエの研究者の方からタイワンダイからはまだウオノエが見つかっていないとの事。今度タイワンダイを見つけたらウオノエがいるかどうかを確認してほしいと言われていたのである。まだ見つかっていないとなると自分でもいつも以上に興味が湧きタイワンダイを探していたのである。早速タイワンダイの口を開き、口腔内を見てみるとウオノエの姿は確認出来ず。それならばと両方の鰓の中も隅々まで確認するが結局見つからず残念である。ウオノエが見つからなかったことを伝えるとマダイとタイノエの研究では、タイノエの寿命は6年くらいで、それより高齢のマダイには寄生が見られないことが報告されているとの事。だからマダイや他魚種でも大きな個体には寄生していないのかと納得。今までに小さなタイワンダイもここでは確認しているので今後に期待したいところである。
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タイワンダイ
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数日前に揚がっていたヒレコダイ
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