お魚三昧生活

鹿児島の定置網で獲れる魚や市場の魚、鹿児島大学総合研究博物館魚類ボランティア(魚ボラ)の事などを紹介します!

ブログ祝15周年で初採集2種目オトメハゼ

2021年11月01日 | 採集
 さて、ブログ15周年突破と言う事で今回来た素潜り採集だが、もう1種初確認の魚を見つける。ダテハゼを見つけ、写真を撮ろうと潜って近付く。するとダテハゼの巣の先に今まで見たことのないハゼの仲間を見つける。体側にオレンジ色の斑紋が並んでおり種名もわからない。採集して確保したいが巣穴に逃げられてしまう公算が強かったので取り敢えず写真にのみ収める。写真を撮りながら徐々に近付くと巣穴の入口にいる訳ではなく、砂地に普通にちょこんといるようである。巣穴にいるのではないのならと採集に取り掛かるのだが、よく見ると両隣にダテハゼがいるのが確認出来る。近付けばダテハゼの巣穴に逃げ込む可能性がある。だが、幸い巣穴とは別の方向を向いており、その先に巣穴や隠れる場所も無い。取り敢えず近付いて巣穴に逃げ込むかどうか見てみる。すると運良く巣穴ではなく向いている方向へ泳いで止まる。これで逃げ込む場所が無くなったのであっさりと採集出来、初確認で初採集となる。家に帰り調べるとオトメハゼとわかる。これで今日はこの後ミゾレチョウチョウウオも初採集となり、2種初採集することが出来た。更に今日はダルマガレイの仲間も採集。定置網で何度か獲れたことがあるトゲダルマガレイの様であるが、よく見ると有眼側の輪状斑が完全に輪になっており、モンダルマガレイの可能性も。だが、眼前方の頭部背縁が窪む事が特徴だが窪んでいる様には見えない。この個体がモンダルマガレイとなれば初採集が3種となるのだが、あとは魚ボラ任せとする。そのほかまたアカハチハゼなども採集し終了。ブログ15周年突破として大満足な素潜り採集となる。
*ダルマガレイの仲間は魚ボラでトゲダルマガレイと同定されました

見たことのないハゼの仲間を見つける



両隣にダテハゼの巣穴が



初採集オトメハゼ



ダルマガレイの仲間(撮った写真を見ると砂地に保護色でわからず体全体が写っていない)



ダルマガレイの仲間

*後日、魚ボラでトゲダルマガレイと同定されました




眼前方の頭部背縁が窪んでいるようには見えない



カンモンハタ(今年は至る所で確認)



アカハチハゼ



アカハチハゼ



今回の素潜り採集の成果
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