お魚三昧生活

鹿児島の定置網で獲れる魚や市場の魚、鹿児島大学総合研究博物館魚類ボランティア(魚ボラ)の事などを紹介します!

魚ボラの日

2014年07月16日 | 魚ボラ
 前日に定置網に入網したタイワンイトマキエイに吸着していたコバンザメ類や、網の中に産み落とされていたタイワンイトマキエイの仔魚などが家の冷蔵庫に入ったままである。冷凍しようかと悩むが量も多いしタイワンイトマキエイの仔魚が冷凍に耐えられるかが心配なので大学へ持ち込むことにする。魚ボラの先生や学生に連絡するが誰とも繋がらない。だが、今日は水曜日で魚ボラの日である。連絡は取れないものの作業はしているだろうと思い大学へ走る。魚ボラへ突然の訪問であったがやはり作業をしていて助かった。皆忙しい中突然標本を持ち込んだので久し振りに鰭立てなどを手伝う。

タイワンイトマキエイ仔魚













 また、丁度台湾から標本が届いていた。その中にとても大きなハタンポの仲間が入っており、このサイズのハタンポは初めて見る。今年度から沖縄よりハタンポの研究をしているK君がここの研究室に来ている。ハタンポ類は定置網でも獲れるのだが難しく以前より気になっていた。そこへK君が来たのでいろいろとハタンポについて伺った。特に知りたかったのがK君が発表したユメハタンポである。どのようなハタンポなのかよく解らなかったので伺うと、とても大きい事を聞かされていた。そしてこの標本と対面。直ぐにユメハタンポであると確信する。この標本はそのK君が台湾に行っていて、そこから送られてきたものである。見るからに他種のハタンポ類とは違うサイズである。ハタンポは小さい魚なうえ体が薄く利用価値が低い魚ではあるが、味は良いと聞いている。これだけ大きければ数さえまとまれば普通の魚と互角に料理に使えそうである。
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