串カツ子の旅日記

美しい国、日本。まだまだ見たい所がいっぱい。
温泉、宿屋、食べ物、紅葉、桜、街並み・・・興味の対象は尽きません。

下呂温泉への道

2008年11月24日 | 旅-関東・中部

16日に行った下呂温泉への道々です。

あいにく天候は雨。

名神一宮JCから東海北陸自動車道に入り、美濃関JC東海環状自動車道美濃加茂インターで降りました。

美濃加茂インターの一つ手前、富加関インターで降りて、県道58号で金山経由して国道41号を走るのが
一番早く下呂温泉に着くようですが、七宗町あたりの紅葉が見たくて、美濃加茂インターで降りました。

↑の写真は、高山本線「上麻生」駅周辺です。

国道41号を走ります。

雨はこやみになってきたものの、山々には雲がかかり、紅葉も映えません。

「天心白菊の塔」という案内板に誘われて車を停めました。

天心白菊の塔・・・って何だろう?

それは、かねてより、私がどこだっただろう・・・?と、探していたものだったのです。

皆さん、覚えていますか?

この上流300mのところで、バス2台が飛騨川に転落し、多くの方が亡くなった事故・・・を。

昭和43年8月18日午前2時過ぎ、国道41号線上で折からの集中豪雨を避難していたバスに土石流が襲い掛かり、
2台のバスが濁流渦巻く飛騨川に転落水没し、104名の命が奪われた。

テレビで当時の模様は見ていました。

その時間が、午前2時だったとは・・・。

他にもこの時の災害で14名の方が亡くなられ、この飛騨地方の交通網は、ずたずたになったという。

惨事を再び繰り返さないよう、集まった浄財で建立されたのが、この「天心白菊の塔」だったのです。

あれから40年・・・。

あの事故を知らなければ、なんてきれいな川なんだろうと、通り過ぎてしまうだけだったでしょう。

あの事故現場は、どこだったんだろう・・・?と、探していた私。

こんな立派な供養碑が出来ていた事は、嬉しかった。

JR高山線と平行したり、交わったりしながら走ります。

眺めでは、車より列車の方が勝っている気がします。

山里の秋・・・日本は美しい国です。

下呂に近づくにつれ雨はあがり、明るくなってきました。

まさか、私がやって来るとは思っていない姉妹達がチェックインしている湯之島館へ急ぐ事にしましょう。