串カツ子の旅日記

美しい国、日本。まだまだ見たい所がいっぱい。
温泉、宿屋、食べ物、紅葉、桜、街並み・・・興味の対象は尽きません。

九州水の旅-3(菊池渓谷)

2012年05月24日 | 旅-九州・沖縄

 真夜中のSAで思いがけず可愛いネコに出会えたし、いつか入りたいと思っていた
「不二の湯」で朝湯を使い、幸先上々・・・と、思っていたのに恐れていたことが・・・。

低血圧気味のダンナ、寝不足になると車酔い状態になってしまう。

数年前伊豆へ行った時も、去年の正月四国へ行った時にもなってしまい、
ゲロゲロ&車を停めて眠らなければいけない。

替わって私が運転すればよいのだが、情けないペーパードライバー。

自分が運転する車で車酔い・・・?
洒落にもならないが、本人はいたく辛い様子。

これに効く薬は酔止め薬。
今回は早い時に服用したので、これが効いていくと思うが、ひどくなった状態で
服用しても、吐いてしまうので全然効果がない。

と、いう訳で私一人で朝食を食べに・・・。



朝焼け、朝もやの中を走り、私は美しい光景に見とれていたが、ダンナはそろそろ
気分が悪くなってきていた。


菊池渓谷に到着したが、ダンナは車で寝ているからと、渓谷へは私一人。


遊歩道に入りしばらく歩くとごぉ~という爆音が聞こえてきた。

まるで、これから見に行こうと思っている白水ダムのようだ。

 

川に沿った遊歩道を歩きたかったが、時刻は7:00過ぎで、他に観光客はいない。

薄暗い林の中を一人で歩くのは、この歳になっても気味が悪い。

ダンナが一緒だったらなぁ・・・。

しばらくすると、後ろから三脚を持った男性が歩いて来た。

少し話して、男性の後を付いて川辺へおりて行く。

この男性の話だと、9:00を過ぎれば観光客が多勢やってくるので、写真を撮るには
早い時間でないと・・・。

そして、去年の紅葉はイマイチだった・・・と。

 

足元近くを轟音をたてて水が流れ下る。

かつて、おぼれて亡くなった人もいたらしい。

水に濡れた岩、滑らないよう慎重に歩く。 

 

 

 

 岩に生えるコケが美しい。



 

秋にはこの青葉が真っ赤に燃えるのだろう。

紅葉の頃は多くの人で、道路も渋滞、駐車場も満車になるんだろうが、
今度はダンナと一緒に、紅葉の菊池渓谷を歩いてみたい。

菊池渓谷のほんの一部を見たに過ぎないが、奥入瀬よりいいかも・・・と、思ってしまう。 

渓谷入り口に戻って来て、道路を横切り下を眺めると「掛幕の滝」が見える。

20mもの高さから流れ落ちる様は、舞台に張られた銀幕のように見えるところから
「掛幕の滝」と名づけられた。

繊細な美しい滝に気持ちが洗われるような気がして、車で寝ているダンナにも
優しい声をかけてやらなければ・・・と、駐車場へ向かう。

散策1時間半、その間にダンナは回復したようで、キリシマツツジを見るべく阿蘇へ向かう。