真夜中のSAで思いがけず可愛いネコに出会えたし、いつか入りたいと思っていた
「不二の湯」で朝湯を使い、幸先上々・・・と、思っていたのに恐れていたことが・・・。
低血圧気味のダンナ、寝不足になると車酔い状態になってしまう。
数年前伊豆へ行った時も、去年の正月四国へ行った時にもなってしまい、
ゲロゲロ&車を停めて眠らなければいけない。
替わって私が運転すればよいのだが、情けないペーパードライバー。
自分が運転する車で車酔い・・・?
洒落にもならないが、本人はいたく辛い様子。
これに効く薬は酔止め薬。
今回は早い時に服用したので、これが効いていくと思うが、ひどくなった状態で
服用しても、吐いてしまうので全然効果がない。
と、いう訳で私一人で朝食を食べに・・・。
朝焼け、朝もやの中を走り、私は美しい光景に見とれていたが、ダンナはそろそろ
気分が悪くなってきていた。
菊池渓谷に到着したが、ダンナは車で寝ているからと、渓谷へは私一人。
遊歩道に入りしばらく歩くとごぉ~という爆音が聞こえてきた。
まるで、これから見に行こうと思っている白水ダムのようだ。
川に沿った遊歩道を歩きたかったが、時刻は7:00過ぎで、他に観光客はいない。
薄暗い林の中を一人で歩くのは、この歳になっても気味が悪い。
ダンナが一緒だったらなぁ・・・。
しばらくすると、後ろから三脚を持った男性が歩いて来た。
少し話して、男性の後を付いて川辺へおりて行く。
この男性の話だと、9:00を過ぎれば観光客が多勢やってくるので、写真を撮るには
早い時間でないと・・・。
そして、去年の紅葉はイマイチだった・・・と。
足元近くを轟音をたてて水が流れ下る。
かつて、おぼれて亡くなった人もいたらしい。
水に濡れた岩、滑らないよう慎重に歩く。
岩に生えるコケが美しい。
秋にはこの青葉が真っ赤に燃えるのだろう。
紅葉の頃は多くの人で、道路も渋滞、駐車場も満車になるんだろうが、
今度はダンナと一緒に、紅葉の菊池渓谷を歩いてみたい。
菊池渓谷のほんの一部を見たに過ぎないが、奥入瀬よりいいかも・・・と、思ってしまう。
渓谷入り口に戻って来て、道路を横切り下を眺めると「掛幕の滝」が見える。
20mもの高さから流れ落ちる様は、舞台に張られた銀幕のように見えるところから
「掛幕の滝」と名づけられた。
繊細な美しい滝に気持ちが洗われるような気がして、車で寝ているダンナにも
優しい声をかけてやらなければ・・・と、駐車場へ向かう。
散策1時間半、その間にダンナは回復したようで、キリシマツツジを見るべく阿蘇へ向かう。