関東地方に木枯らし一番が吹いたと報道されたこの日は、朝から北風が吹きこの秋一番の冷え込みとなったが貴重な晴れの日となり、今日もロング・ジョギングと決め込んで、江ノ島へと向かう。
さすがに朝の内は北風が冷たかったので、Tシャツからジャージに着変えてマイコースの引地川沿いに出て見ると、容赦なく冷たい風が頬を打つが、これぞランニング季節の到来と思い気持ちよさも感じていた。
引地川では、今日もコサギだろうか、羽を休めている光景が見られて思わず足を止めて、カメラを向けて眺めていた。橋の欄干には、幾つものモニュメントを見られるが、引地川には、多くの野鳥や魚の姿が見られて、美しい景観がある。
河口に着いてみると、ここではウミネコの大群が中州に羽を休めていて、これぞ鵠沼海岸の光景である。
近づくと一斉に飛び立つが、その姿は実に美しく何人ものカメラマンが撮りまくっておられた。
サーフビレッジでは、いい波が寄せていて多くのサーファーが技を競い合っていたが、一瞬休日かと間違えるほど多くのサーファーが集まっていた。
打ち砕ける波の飛沫を受けながら、サーフィングを眺めていたがビーチにいるより、波に乗っている方が温かいそうだ。犬も浅瀬を駆け回って走りながら、喜びを味わっているようだ。
昨日のNHKで、裸足ランニングが静かなブームになっていると紹介されていたので、早速、砂浜でシューズを脱いで裸足ランを試みてみた。
裸足で走ると直接足裏で砂地の感触を感じて、大地を掴んでいるという実感がる。シューズを履いて走る感覚とは明らかに違うのである。
番組の紹介によると、「裸足で走ると、着地の仕方が変わり、踵からの着地ではなく足裏全体で着地するようになる。筋肉を使って衝撃を吸収し、それを走りのエネルギーに変えるようになるために、関節の負担が軽くなるそうだ。その結果、足腰の強化につながるようだ」
約100Mを何回かインターバル走を試みてみたが、体全体に伝わる感触は悪くないようだ。
ただ、シューズは大地から受けるショックから体を守るもので、どんどん高機能化しており、どちらがいいのか判らないが、走る場所が限定されることは、避けられない。
丁度、ビーチでは、一斉清掃が行われており、夏に汚された異物などが撤去されてきれいなビーチへと変わり、裸足ランには最高だった。
片瀬西浜海岸へ移動すると、近くの小学生の校外学習だろうか、約100名近い子供たちが砂浜で砂の造形アートに取り組んでおり、得意気になって「おじさん~サメに見えるでしょう」と声をかけられた。
片瀬東浜海岸では、ウインドサーフや人影もなく静かな秋の海となっていて、1か月前の喧騒が嘘のようであった。
腰越漁港前で折り返して、鵠沼海岸の遊歩道をひたすら歩を進めて、辻堂海岸へと移動したが、ここでも小学生が砂浜で校外学習を楽しんでいた。
サイクリングロードでは、この日も多くのジョガーが行き交いランニングブームが見られたが、若い美ジョガーではなく、おばちゃんランナーでした。