走り込みの月のオクトーバーもあと3日となり、週末は台風襲来で荒天が予想されており、ロング・ジョグには、今日しかないと決めて、久しぶりに海老名~寒川~綾瀬方面へLSD(ロング・スロー・デイスタンス)に出かけてきた。
慶応大学キャンパスを経て目久尻川に向かう途中には、大きな果樹園が連なっていましたが、秋の収穫も終わったようで栗の皮が山のようになっていたり、一方、花栽培園では冬の出番を待つ色々な花が咲き誇っており、来週にも出荷するそうだ。
近くの造園屋さんでは、造園のモデルが広い庭に展示されており、ユニークな外塀が出来ていたが、聞いてみると手作りで長年かかって作り上げたもので、通りがかりの人の目を引いていた。
間もなく目久尻川に出て遊歩道を進むと、マガモの大群がきれいな流れに身を任せてゆっくりと下ったり、上ったりする姿が愛らしい・・・
また、綾瀬に入るとサイクリングロードに変わり両サイドには秋の田園風景が広がっているが、遊歩道から約50M近くの農道に、美しいマットが敷かれており、農園に引きずられるように近づいてみた。農園の主の遊びだろうが、実に美しく主にお会いしてみたい誘惑にかられた。
さらに神崎橋付近では カワセミが見られるスポットとだそうで、今日も多くのカメラマンが出没していた。
聞いてみると、4羽が見え隠れしていると言われたが、さっぱり姿が見えずカメラマンは根気がいるようだ。
カワセミの観察には、「近づかず」・「大きな音を出さない」・「餌をやらない」が必須だそうで、姿を撮るにも、大変な苦労がいるようだ。カメラマンが構えるカメラや望遠レンズには、迷彩カバーで覆われていたのには、ビックリでした。
カワセミは、藤沢市や綾瀬市の「市の鳥」になっているが、警戒心が強く、 また季節によって観察できる時間帯や天気により場所も移動するそうで、これは管理人の性格には合わないようで、早々に後にした。
さらに約2Kmほど、白鷺などが飛ぶ美しい水辺の風景を楽しみながら、サイクリングロードCRを進むとススキが池に茂る「せせらぎの広場」に到着し、CRも終点となっていた。
早川交番から目久尻川に分かれて竹林や雑木林を抜けて、城山公園へと駆け上がると、早川城址公園だそうで、春には桜やレンゲ、フジなどが咲く緑豊かな公園で、鎌倉時代の源頼朝のご家人・渋谷重国の居城跡だったようだ。
しばし、休息のあと湿性園を一回りしてから、42号線に出て、過って何度も通った元会社の研修所あとに立ち寄ってみたが、昔の面影は無くなっていた。東名高速で折り返して、ひたすら42号線を藤沢へと歩を進めたが、田園風景はすっかり晩秋の風景に変わっており、柿の実もたわわに実り重たそうである。
オクトーバーラン最後のLSDも約26Kmを走り、秋の風情を肌で感じながらジワリと疲労感も感じていたが、我が足は頑張ってくれた。