地域スポーツ振興事業として誰でも気軽に参加できるスポーツとして、「スポーツ吹矢選手権」を地区対抗&個人戦を、地区社会体育振興協議会(社体協)主催で開催し、多くの地域住民が参加して交流が行われた。
我が地域も少子高齢化が進み、「技を競うスポーツ」から「楽しむスポーツ」へと舵を切り、地域住民の健康づくりと地域コミュニテイー造りの一助にと、ニュースポーツ事業を取り入れ、「生涯を通じて いつでも、どこでも、だれでも」出来る生涯スポーツの振興を進めているが、その一つとして、「スポーツ吹矢」が人気を呼んで近年定着しつつある事業である。
この日も、各自治会・町内会から約60名の皆さんが参加して、体育館一杯となるほど賑わいを見せていたが、平均年齢も60歳を超えるのではと思えるほど、お年寄りを中心に子どもの参加もあり、世代間を超えた交流が行われていた。
スポーツ吹矢は、健康を目的としたもので、腹式呼吸を使うことにより体調の改善や緊張の緩和に役立つと言われており、肺の機能を活性化するとともに、精神の集中とストレスの解消にも効果が期待出来るスポーツである。
基本動作は、「礼に始まり 礼に終わる」一連の動作で美しい形を作り、集中力を高めて体に活力をもたらすもので、「心技練磨」の極意があるようで、武士道に通じるものがあるのではないだろうか?
この日は、初参加の方も多く、基本動作の習得から初めて試技を行ったが、慣れるに従い矢の命中度も高まり、それぞれに興味が高まってきていたようだ。
今回も、8ラウンドの総得点で地区別対抗で点数を競ったが、中には最高点31点/1ラウンドを出す方も出て、非常にハイゲームを競う一方で、ラウンド平均で一ケタの方もあり、和気あいあいの中で、プレーを楽しんで交流を図っていた。
そんな雰囲気の中で、額に汗する参加者も出るほど熱も入っていたが、それぞれに爽快感や達成感を味わい、参加者の中には2年前から参加しているが、すっかりこの爽快な気持ちが堪らないと嵌まってしまったという参加者もおられたようだ。
結果は、各自治会毎の平均点が、小数点以下の勝負となっていたが、勝負ではなく充分に楽しんだと、歓びを表して又の再会を約して解散した。