都内の黄葉・紅葉スポットでは、最後の紅葉狩りが楽しめる絶好の日和となった日曜日に纏めて黄葉スポット巡りをしようと思い立ち、上野公園から東京大学本郷キャンパスなどを散策してきました。
鶯谷駅から東京国立博物館へと着くと、平成館では「法然と親鸞 特別展」の最終日とあって入門から列が出来ており、「日本の考古展」が開催されていたので、時間に追われながらも石器時代から縄文・弥生時代の埴輪や土器、銅鐸などの日本の考古における貴重な考古遺物を観る機会となった。
また、別室では国宝や重要文化財の多くの仏像や仏画を鑑賞することも出来たが、日本の仏像美術の奥深さに触れて 後ろ髪を引かれながら、この日一般開放されていた庭園を散策してみました。
庭園には初めての入園でしたが、池の周りには茶室や記念碑があり、紅葉に彩られて素晴らしい光景が拡がり憩いのひと時を得ていた。
本館の前庭に戻り「表慶館」へと移動すると、イチョウの色鮮やかな黄葉と屋根の青銅色が、秋の陽を受けて見事な調和を見せており、表慶館を一回りして見たが裏庭には黄金色の絨毯が敷かれていた。
また、表慶館の隣には、「旧池田家屋敷表門(黒門)」がありましたが、丸の内から移設されたものだそうですが、その両側にある番所や屋根、扉などの造りは 大名屋敷の威厳を感じる素晴らしいもので、重要文化財にも指定されており、東大の赤門と並んでの名門である。
博物館を後にして上野公園へと移動すると、国立科学館前には巨大なシロナガスクジラが飛びかかって来るように紅葉した樹の中から姿を現われたが、実物大の大きさなのだろうか?
さらに国立西洋館前庭では、ロダンの「考える人」や「カレー市民」の銅像が思わしげに何かに耽っているようで、上野恩賜公園の「芸術の秋」を堪能していた。
黄金のトンネルを抜けて上野のパワースポットである「上野東照宮」へと移動し、神門をくぐると、隣のパンダ人気の動物園の喧騒とは別世界のように、静まりかえっており、残念ながら社殿や唐門はまだ改修工事中でしたが参拝してから、見事な銅灯籠や五重塔、神楽殿など貴重な遺産を眺め歩きパワーを感じていた。
この後、上野の山から不忍池へと出ると蓮の花は枯れ落ちていたが、池の周りでは台東区のジュニア駅伝が開催されていて大変な賑わいが見られ、しばし力走するキッズランナーを応援していたが、聞けば約500人のちびっ子ランナーが参加しており、秋の人気イベントとなっているのだそうだ。
走り終えていたちびっ子ランナーと走ることの楽しさを話し合って、次のスポットの東京大学本郷キャンパスへと向かった。
【明日に続く・・・】