親戚の結婚式で、初めて大阪・住吉大社に出かけてきました。
昨年も、日吉大社(滋賀)や春日大社(奈良)にも参拝してきましたが、何故か由緒ある官幣大社は関西に多いようですが、住吉大社も大阪では「住吉さん」として親しまれている特別のパワースポットとなっているそうです。
神社の案内によると、1800年の歴史を持つ格別の神社だそうで、一昨年には、49回目の遷宮が行われており、色鮮やかな朱塗りの本宮が目映い程でした。
また、歴代の天皇陛下が参拝され、平清盛、豊臣秀吉も詣でたようで、その由緒ある風格を感じるものでした。
集合時間より早く着いていたので、生憎の雨模様でしたが境内を散策して、スポットを巡ってみました。
境内に入ると、参道には大小の石灯籠が並んでいましたが、その文字の彫りは字体が素晴らしく、独特の雰囲気が漂っている中を進むと、丁度七五三参りの時期でしたので、参拝客の姿も多く見られエネルギーが湧いてくるような「気」を感じていた。
その先の太鼓橋は、余りに急なアーチでしたので、雨の中で足元が滑りやすく怖さを感じる程でしたが、神の国へつながる「虹の架け橋」のようでした。
太鼓橋を渡ったところにある手水舎には、兎の石象が神水を注いでいたが、大社と兎のご縁があるそうですね。
「住吉鳥居」は、鳥居の石柱の断面が四角柱でしたが非常に珍しく どんな謂れがあるのだろうか? さらに角鳥居につづく朱色鮮やかな「楼門」をくぐると、一気に別世界のような神の国の厳粛なムードを感じていました。
第3本宮に参拝してから急ぎ結婚式の行われる「吉祥殿」へと向かった。
久し振りに親戚一同が再会して互いの近況を話し合い、ニューカップルの門出を祝って式に臨んだが、結婚式の前には、列席する一同が新郎新婦を先頭に大太鼓の音に送りだされて、雨の中を境内の第2本宮へ参拝する「花嫁行列」がありました。
一人づつ和傘を差してそろりそろりと歩みを運びますが、途中では太鼓橋をバックにしたり、本宮前での記念写真を撮りますが、参拝を終えて吉祥殿に戻った時には参列者の礼服は雨に打たれて濡れており、これが住吉大社式というのだろうか?いい記憶に残る結婚式でした。
境内を歩いていて足元には、小亀がそろりと歩んでいて踏みそうになっていたが、聞けば太鼓橋の池には、沢山の親亀・子亀が生育しており、亀の名所ともなっているようで、手水舎の兎と池の亀の巡り合わせに、ニューカップルの幸せな未来を感じていた。