今シーズン一番の寒い日となる予報が出ていたが、久しぶりに仲間と大磯花水川でのスケッチに出かけてきました。
花水川(金目川)に架かる花水橋際辺りから広重の画に描かれた高麗山をバックに東海道や大山の光景は有名ですが、今も多くの人が描いているスケッチポイントとなっている。
花見橋際の「平成の一里塚」には、現在のウオーカーの休憩所となっており、広重の絵が記念碑として見られます。
お椀のような高麗山が川面に映りこみ、遥か彼方には大山・丹沢連峰を望む景色は、平成の画家にも魅力的でした。
この日は、花水橋の上流の河川敷から高麗大橋と大山を望む風景を描いてみました。
雲に隠れる大山・丹沢連峰と中州の草木や川面への映り込みに挑戦してみました。
河川敷の遊歩道は、サイクリングロードになっており、チャリダーやランナーが行き来し、絶好のアスリートロードとなっているんですね・・・
川面は波も無く静かですが、吹き抜ける風は容赦なく肌を叩いてくれて寒さに震えながらの筆走りでした。
広重の絵に描かれている富士山は見えませんが、冬の寒さを表現したつもりですが・・・
午後は、下流に移動してJR東海道線の下流から下花水橋方向を望む風景に挑戦しました。
午後からは、逆光の薄日も射して青い空も見え、寒さも和らぎ筆も走り出してきました。
JR東海道線側の先には、高麗山や湘南平を望む風景も魅かれる風景でしたが、時間にも追われてデッサンだけで引き揚げた。
初冬の陽が落ちるのも早く、旧東海道を散策しながら大磯駅に到着した時には小雨にも見舞われたが、日没の空には夕陽の滝のような光景が見られました。