ふるさと福井の歴史散歩の2日目は、早朝にホテルを出発。
この日はフェニックス通りを歩き知人宅に立ち寄り、この日も地元の「毛矢黒龍神社」、「藤島神社」など足羽山周辺を歩いてみました。
フェニックス通りを走る路面電車も懐かしい存在ですが、その車両もレトロ感溢れた景観で乗ってみたい誘惑を覚えますね~
知人宅近くの「毛矢黒龍神社」に参拝していましたが、地元では「くろたつさん」と呼ばれるパワースポットだそうで、境内には小竜の撫で石が設置されています。
案内によると、黒龍神社は黒龍川(九頭竜川)の守護のために、継体天皇時代に創建された古社だそうです。
境内には、拝殿の左側に西宮恵比寿神社が鎮座しており、福井藩松平家に福を呼び、商売繁盛の神として信仰を集めているそうです。
黒龍神社の境内から通じる階段を上り藤島神社へと到着。
藤島神社は、鎌倉幕府を倒した新田義貞を祀り、新緑に包まれた足羽山の一角に鎮座して長い階段の参道が続いていました。
藤島神社から坂道を上り自然史博物館の前には「天魔が池」がありますが、案内板によると、豊臣秀吉が柴田勝家の北ノ庄城を攻略した時に本陣を置いたところだと伝えられているそうですが、天魔が働いたのでしょうか?
池の周りは三段広場と呼ばれており、その中心が小丘となっており、山頂古墳があったようで現在は継体天皇の立像が立てられています。
福井平野を遥かにのぞんで立っていますが、平野の治水事業に貢献されたと伝えられています。
三段広場から市内の橋南地方を望むと、この日も白山連峰の素晴らしい眺望が望めました。
藤島神社参道から足羽山の麓にある朝日山不動寺へ立ち寄ると、むき出しの岩肌の前に鎮座しており、見どころスポットとなっています。
拝殿の右には笏谷石の石切り跡があり、その前には子安観音像の立像が立っていました。
観音像の周りには、青緑色の笏谷石の垂直の断崖が見られ圧倒されました。
その前には、断崖の壁で守られるように笏谷石で造られた小さな祠が鎮座しており、妙な光景ですね。
本堂の洞窟内には、十二支の観音像が並び霊感が溢れていました・・・
朝日山不動寺を後にしてフェニックス通りに面する長慶寺に立ち寄ってみました。
長慶寺境内のイチョウが市の天然記念物となっていて、黄葉時には素晴らしい景観が見られるそうですが、その横にある鐘楼や山門の素晴らしい彫物に目を惹かれました。
限られた時間でしたが、福井の歴史に触れながら足羽山周辺の歴史散歩を楽しんだ3日間でした。