知人の結婚式で椿山荘を訪れた際に、神田川沿いの散歩道を散策してきました。
冠木門から散策路へ出ると、ジョガーや散歩人の姿も多く緑に包まれた素晴らしい環境となっており、特に桜咲く時期には大勢の花見客で賑わうようで、来春にはぜひ訪れてみたいですね。
散歩人の中には、全長1m近い亀さんがもったりもたりと歩く姿に出会いビックリでした。
オーナーさんに聞くと、ケヅメリクガメという20歳の亀さんで人気の亀さんのようですね~
通行人に近づいてきて非常に人懐っこい表情を見せてくれました・・・
甲羅の模様も非常に美しく、足にはシューズを履いているのにはビックリでした。
神田川(江戸川)沿いの上流にある新江戸川公園を散策してから折り返して駒塚橋へ戻ると、神田川両側には桜並木が続き川面に垂れる枝が長く伸びており、さぞ満開時の光景は見事でしょうね・・・
駒塚橋の北側には、「胸突坂」の急坂があり、案内板によると坂がけわしく胸を突くような苦しみを味わうために付けられた坂のようですね。
途中の水神社まで上ってみましたが、自転車を押して昇れるほどで、それほどの急坂では有りませんが、楽しい散歩道でした。
神田川をさらに下流へ進むと、江戸川公園内には「神田上水取水口大洗堰跡」があり、徳川家康の江戸入り後に出来た水路の神田上水の大洗堰があった史跡が保存されていました。
江戸川公園から椿山荘庭園に戻り散策路を巡回しましたが、園内中央付近には三面六臂の庚申塔があり、青面金剛像が彫られた貴重なものですね。
また、約20体の色々な表情の羅漢石が並んでおり目を惹かれますが、伊藤若冲の下絵を基に造られたそうで、実に愛嬌のある表情でした。
チャペルの近くには、福の亀と称する亀石が置かれていましたが、山梨県の山中で発見された御影石で出来たものだそうで、天然の風化したままのもののようで長寿の亀ですね・・・
散策路の史跡を見ながら歩いていると、突然足元にトカゲが現れてビックリして飛び上がっていたが、恐る恐るよく観る尾っぽがコバルト色に光っており可愛さも感じますね・・・
庭園を散策後、ホテル屋上にある空中庭園「セレニテイ・ガーデン」へ回ると、日本庭園を眼下に素晴らしい展望が望めましたが、こちらには訪れる人影はありませんでした・・・・
2日間の椿山荘散策でしたが、都会の真中のオアシスの雰囲気を堪能しました。