MR.コールマンの挑戦日記

セカンドライフを迎えて趣味のランニングや街歩き、スケッチ水彩画、地域活動などの日常のあれこれを綴っています。

ぶらり~谷中散歩

2016年02月23日 | まち歩き
上野の都美術館へ出かけたついでに懐かしい下町の人情の街である谷中を散策してきました。
「谷中」は、上野台と本郷台の間の谷間にあることから谷中と名付けられたと言われるほど坂が多く最近は、外国人観光客にも人気の街となっているようです。

日暮里駅から天王寺に向かって急階段の「モミジ坂」を上ります。昔は美しい紅葉の名所だったそうですが、石垣の崖が迫った急坂でした。

紅葉坂から「御殿坂」を経て谷中銀座へ向かいましたが、御殿坂も長い坂道でした。


御殿坂を下りて谷中銀座の入口にある「夕焼けだんだん」に立つと、美しい夕焼けが見えるスポットですが、夕焼け空の光景が目に浮かぶような風景でした。



約60軒のお店にはどこも長い行列が出来ており、その殆どはお肉や御惣菜、たい焼き、土産店などで、食べ歩き通りとなっていましたね。中には、外国人観光客が揚げ物を口にしながら歩く姿にはビックリでしたが、日本通なのでしょうか?(笑)

谷中は猫の街としても話題になっていますが、この日は猫たちも退散したのでしょうか?
出会うことも無く代わって店先には、招き猫や縁起のダルマさん、獅子舞が寄っていってよと呼びかけてくれました。


銀座を往復してだんだん坂を引き返し、谷中霊園へと向かいました。
途中、朝倉彫塑館に立ち寄ると、入口には不思議な猿のような人間のような彫刻が見られましたが、素晴らしいですね。


さらに「観音寺」には、あの赤穂浪士の供養塔もあり、谷中の名スポットとなっていますが、目を惹かれたのは、瓦と粘土を交互に積み重ねてつくられた土塀の「築地塀」でした。
「まちかど賞」に選ばれている江戸時代のレトロな風景ですね。


谷中霊園に入ると都内有数の都立墓地ですが、霊園内には多くの観光客の姿も見られ観光スポットにもなっているようですね。
霊園内には、シンボルの幸田露伴の小説「五重塔」のモデルになった天王寺五重塔の跡が残されています。

五重塔は、焼身自殺で燃え尽きたそうで今や礎石が保存されていました。


春のサクラ咲くシーズンには、桜トンネルも出来て桜の名所として有名ですが、著名な画家や政治家、俳優などの立派なお墓巡りも多く見られました。
一角には、横山大観や歴代首相の鳩山家のお墓も見られました。

他にも多くの著名人のお墓を見かけましたが、宝篋印塔など素晴らしい墓石が並ぶ歴代のお墓も見られ墓石を見て歩くの見甲斐がありました。

最後に、谷中霊園の一番の見どころ「徳川慶喜墓」へ立ち寄ってみました。
葵の紋の門の先には、一風変わった石円墳の墓が並び神道形式となっています。
案内によると、徳川家の墓は寛永寺に埋葬されていますが、15代将軍の慶喜公は公爵を受爵したことで神式となっているそうです。


谷中霊園の東側からは、東京スカイツリーが望めて霊園に眠る方にはどんな気持ちでしょうか?
桜の開花もまもなくで情緒豊かな雰囲気でした。
コメント (2)
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