MR.コールマンの挑戦日記

セカンドライフを迎えて趣味のランニングや街歩き、スケッチ水彩画、地域活動などの日常のあれこれを綴っています。

東京坂道散歩~文京区

2017年02月13日 | まち歩き
湯島天神を訪れた後、湯島から御茶ノ水駅まで坂道の多い文京区の坂道をブラ散歩してきました。
上野不忍池から湯島天神、さらに春日通りへと続く長い坂ですが、湯島の台地から御徒町へと新しく切り開かれたという「切通坂」です。


「切通坂」から「夫婦坂」の階段を上り登竜門をくぐって天神社境内へ・・・


湯島天神社の有名な「女坂」を下り、「天神男坂」を上がって天神社に戻りましたが、33段の「天神女坂」の白梅は、開花し始めたばかりでした。

「天神男坂」は、38段ありましたが、高低差は同じですから早く登れますね~(笑)


天神社から表参道を進んですぐ左手にある長い「中坂」を下りますが、「天神男坂」とその先の「妻恋坂」の間に造られたことから名付けられたようです。

中坂から次の「実盛坂」へ回ると、住宅に挟まれた57段の急階段でした。
この坂下辺りに居住していた実盛塚の斎藤別当実盛を偲んで造られた坂だそうです。


「実盛坂」から「ガイ坂(芥坂)」を上って「三組坂」へと続きます。
「ガイ坂」は、昔はゴミの集積場があったことから附けられたそうですが、その形跡もなく面白いですね(笑)

「三組坂(みくみ)」も長い坂でしたが、徳川家お付の駕籠方「三組の者」にこの地を与えたことから「三組町」と名付けられたそうです。


 さらに進むと「妻恋坂」に着きます。
この坂の上にある妻恋神社(妻恋稲荷)が旧湯島天神町から移ってきたことから名付けられたそうで、妻恋神社には、日本武尊と妃を祀っているようです。


妻恋坂の先には、新しく出来た「新妻恋坂」が並行して長い坂が走っていました。


その先には、神田明神があり、68段の急階段の「明神男坂」を駆け上がって神田明神に到着です。




初詣にも参拝しましたが、この日は参拝客も少なく静かな雰囲気で気持ち新たに参拝してパワーを授かりました。

境内の獅子山には、親獅子2頭が境内を見守っていますが、子獅子は関東大震災時に亡くしたようです。

 境内の随神門は、極彩色の獅子像や四神の朱雀・青龍・白虎・玄武の色鮮やかな彫刻が飾られており見応えありますね~

木鼻や欄間の飾りも抜群の美しさでしたが、日本の伝統の文化ですね・・・・


神田明神を出て湯島聖堂の裏側には、秋葉原方面へ下る長い「湯島坂」が続き、「明神坂」「本郷坂」とも呼ばれています。
湯島聖堂の裏門や練り塀は、実に見事でしたね~


塀に沿って「昌平坂」を下りますが、聖堂の周りの三つの坂を「昌平坂学問所」に因んで何れも「昌平坂」と名付けられていますが、湯島坂から下る坂は「昌平坂(団子坂)」と呼び、坂下から神田川に沿って続く坂は「相生坂(昌平坂)」となっていましたね・・・


昌平坂の坂下には、石の標識が建てられています。


「相生坂」を東京医科歯科大方面を望んだ光景です。


湯島聖堂に入ると、ほぼ中央に孔子の銅像が立っていますが、背丈約4m近いもので威光を感じますね。


境内の大成殿の大屋根には、素晴らしいシャチホコ(鬼口頭)が見られますが、龍頭魚尾で頭から水を噴き上げる独特のデザインでした。

境内の梅も見頃となっていました。


湯島聖堂も学問所として多くの合格祈願が行われますが、聖堂の祈願絵馬は「合わせ絵馬」としても有名で願い事は二枚の絵馬の内側に書かれていて珍しいですね。


快晴の散歩日和に恵まれての坂道散歩でしたが、清水清正の「東京坂道散歩」の歌を口ずさみ”江戸の名残の 町並に 寄り添う影 ”を実感しましたね
コメント (2)
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