柴又帝釈天に参拝して柴又の名所「寅さん記念館」と「山本亭」を観てきました。
「寅さん記念館」では、昭和を代表する映画「男はつらいよ」の懐かしいシーンやスタジオセットが復元されています。
館内には、大作映画「くるまや」のセットが大船撮影所から移設されており、実物や模型が展示されており、現場のスタッフや大道具が陣列されています。
実際の撮影に使用した団子屋の「くるまや」が再現されている中で寅さんがお昼寝でした(笑)
タコ社長の朝日印刷所でタコ社長と寅さんが演じる懐かしい光景が再現されています。
昭和30年代の帝釈天参道の街並みで、「わたしは生まれも育ちも葛飾柴又です~」のシーンです。
帝釈人車鉄道への旅コーナーでは、寅さんが愛した鈍行列車で車窓には旅の名場面が映され、寅さんの旅の荷物が飾られています。
エンデイングコーナーでは、共演した洋服と和服を着た歴代のマドンナ達が映されていましたが、思わず声を掛けたくなるひと時でした。
記念館の隣には、「男はつらいよ」の監督山田洋次の「ミュージアム」では、数々の作品の資料や撮影機などが見られ、想い出に耽っていました。
記念館から江戸川の堤防に上がると、都内唯一の「矢切の渡し」がすぐ近くにあり、柴又のランドマークとなっていますが、この日は運行されていませんでした。
江戸川河川敷から近くの「山本亭」へ向かいます。
武家屋敷のような伝統の美を感じるデザインの長屋門から入ることが出来ます。
山本亭の最大の見どころの主庭は、米国人による日本庭園のランキング上位に位置する純和風の庭園で緑豊かな築山や滝が流れる音など心休まる素晴らしさを感じることが出来ました。
居宅では、ガラス戸越しに庭園を眺められる見晴らしのよい部屋が並び開放的な空間となっています。
亭内の一角には、土で出来た「土蔵」が保存されており、大正のロマンの雰囲気を感じられます。
山本亭の表門も古式豊かな門で離れがたい魅力を感じていました。
寅さんの故郷の柴又の魅力に酔いしれて想い出に残る我が心の故郷を感じた一日でした。