絶好の散歩日和となり、杉本寺・報国寺の訪問のあと、亀ヶ谷坂から寿福寺辺りを巡ってきました。
亀ヶ谷坂へ向かう途中には、建長寺の鎮守神と言われる「第六天社」がありますが、開門されてなくその先には、急激な階段があり、鳥居横には陰陽師安倍晴明大神の石碑が立っていますが、師の私邸跡だったようです。
亀ヶ谷坂の北口にある「長寿寺」も、この日は拝観出来ませんでしたが、案内板によると足利尊氏の邸宅跡に創建された菩提寺で、尊氏の法名から長寿寺と名付けられたそうです。本堂には足利尊氏が祀られています。
山門の前には、龍の上に五重の石塔やユニークな石像が設置されています。
亀ヶ谷坂に入ると、長い急な坂が続きますが、亀も上れない坂として名付けられた坂には、シダのような植物が崖に多く生えて、石仏も置かれた歴史の道となっており、長い坂の先には、山之内へ通じる鎌倉七口の切通しの「亀ヶ谷坂切通」が残されています。
切通しを抜けて坂の途中にある「薬王寺」に立ち寄ってみました。境内には釈迦堂や大きなやぐらも見られ、釈迦像や石像が祀られています。可愛いペットの供養塔も見られます。
切通しの先の亀ヶ谷辻には、「岩船地蔵堂」があり、堂内には頼朝の娘の大姫を供養する地蔵尊が安置されています。
地蔵堂から寿福寺へ向かう途中では、急な崖淵にはやぐらも見られ、歴史の道ですね~
阿弥陀象など見どころ多い「浄光明寺」に寄ると、こちらも拝観日ではなく本殿には入れず、山門横には、楊貴妃観音像のみ拝観できました。
「寿福寺」は、北条政子が創建した鎌倉五山第三位のお寺で、鎌倉十三仏第4番札所となっていて、裏山には源実朝・北条政子の墓や著名人のお墓がある鎌倉の名所となっています。
総門から仏殿までの参道は、桂敷の石畳や緑多い趣ある景観となっています。
長く延びる参道を経て裏山の墓地に入ると、多くのやぐらが並び有名人のお墓も見られましたが、墓地の奥のやぐらには北条政子の墓の看板が置かれ、五輪塔が安置されていました
墓所の中では、突然可愛いタイワンリスに出会い、後を追うように飛び回っていましたが、鎌倉の見どころの一つのようです。
墓地から源氏山へ通じる細い切通しがありますが、鎌倉駅へ向かう大岩のトンネルを抜けて駅へ向かいました。
春近い鎌倉の歴史や景観を感じたブラ散歩でした。
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