免許証の更新時期が近づいてきたが、突然、講習会受講の案内が届き、優良運転手を認知しており、
違反の事実もないのに何故だろう?と思い確認したところ、70歳未満でも「高齢者講習(法定講習)」を受けるタイミングになったようだ。
最近は、高齢者が関わる交通事故が多く、高齢者の身体機能の低下も一因であるそうだ。
初めての経験であり、講習内容は約4時間に亘り多岐に及び多くの知識や経験を踏んだが、
全ての検査や訓練において、充分な知識、体力、反応などがあり、適正であるとのお墨付きをもらい自信を得たところである。
法令や統計などの確認講座では、意外と常識的なことでも、知らない項目も少なくなく、
改めて運転に関する安全への意識が高まった。
最近の少子高齢化の傾向で、65歳以上の運転免許保有者の比率は、年々増加しており13%を超えるそうだ。
しかし、一方では、運転はしないが、IDカードとして更新して保有しているという人も少なくないとか
逆に、若い人達には、以前のように車に対する意識変化があり、あまり車に興味がない人が増えているそうだ。
高齢者の特性では、安全への意識が高く、自己制御が出来て、遵法意識が高いという優れた面があるが、
注意力や瞬間的な判断力に加えて身体機能の低下があり、安全面での問題が指摘されている。
かかる背景をもとに70歳以上の高齢者講習の受講が義務付けされているので、一抹の不安もあり受講していた。
適性検査では、シュミレーターによる主に反射動作能力や注意力の持続性などがチェックされたが、
全てにおいて若い人に劣らぬ機能を有すると評価をいただいたが、低年齢層ではPCゲームやゲーム器などの利用者が多く、反射機能は特に優れているそうだ?
実車による運転行動テストでも、免許取得以来の運転テストであったが、
お決りの診断コースで、これも適正良好の診断をいただいた。
これからは、加齢に伴う知覚機能や身体平衡機能の変化・低下は、避けられず機能低下を防止すべく機能維持の継続の必要性を感じ取った体験であった。