昨夜は、永遠の歌姫 美空ひばりの没後20年記念のNHK特集番組『20年の歳月をこえて』をたっぷり4時間楽しんだ。
番組では、デビューから亡くなるまでの昭和時代を彩った半世紀を、作詞家や作曲家とのエピソードを交えての4時間であった。
これまで何回も見た懐かしいNHKアーカイブ映像や見たことのない初公開の秘蔵映像などもあり、画面に張付けとなり酔いしれた。
スタジオの大パネルには、全国からファックスやメールで刻々と入ってくる感動のメッセージが、紹介されていた。
これだけ年代を問わず愛された歌手はいないだろう・・・・・
戦後の荒廃した世に元気を与え、昭和を生き抜いた国民に夢を与えて、慕われ続けてきたのである。
正に、国民栄誉賞に値する歌手で、これからもひばりの歌は世代を超えて、唄われて愛されるであろう。
ひばりの圧倒的な歌唱力は、すばらしく恐らく右に出る歌手はいないのではないだろうか?
一度聞いた曲は覚えてしまい譜面を見ないでも、99%唄えるそうで、実は譜面を見ても判らなかった?ことも披露された。
また、唄いながら歌詞の情景を感じながら、あれだけ泣ける歌手も少ないのではないだろうか?
放映された『波止場だよお父っぁん』の熱唱場面では、涙が止まらず泣き続けており、思わず貰い泣きしていた。
放映された懐かしい名曲の数々を聞きながら、思わずマイクを片手に一緒に唄い楽しんだ。
「悲しい酒」、「波止場だよお父っつぁん」、「港町十三番地」、「哀愁出船」、「川の流れのように」、「真っ赤な太陽」など・・・
最後に熱唱した『人生一路』は、実弟かとう哲也の作曲であるが、ひばりの想いが切々と歌われていると実感した。
今の世にも、未来にも生き方に訴えているようだ。
『一度決めたら 二度とは変えぬ これが自分の 生きる道 泣くな迷うな 苦しみ抜いて 人は望みを 果すのさ』