マイカー通勤から自転車・徒歩や公共交通機関へ切り替える、所謂『エコ通勤』制度を、政府が推進し、Co2ガス排出量を削減しようという試みがスタートしたようだ。
「エコ通勤制度」を広げるために、国土交通省は、取組みに積極的な企業や自治体を『優良事業所』として認証するそうだ。
特に、自転車通勤(ジテツウ)は、最近ブームと言われるほど多くなっているそうであるが、
①健康によい ②環境に優しい ③家計にもやさしい ④カッコよい などが受けているようだ。
先日NHKで紹介された関東地区の例では、「エコ通勤 by自転車」を奨励するために、
旅行会社が企業にレンタル自転車を貸し出し、企業は官公庁へ実績を報告することにより、
官公庁が実績に応じて旅行会社へ奨励金6,000円を与える制度が生まれるそうだ。
エコ通勤者にも、通勤手当が付与されてジテツウ者が増えることが期待されている。
マイカー通勤者が減り、Co2ガス排出量も減少することになる。
もっとも都心では、マイカー通勤者はそれ程いるとは思えないが、切り替え組はともかくジテツウ者は確実に増えているようである。
一方、最大の問題は、自転車通勤路の整備が不十分で事故の心配と、会社における駐輪場の整備が遅れていることだろう。
これまでもメトロの駅に不法駐輪や放置されている自転車は、あとを絶たない。
また、ジテツウファンには、高級サイクル利用者が多く、盗難事故も多いようである。
我が最寄り駅には、最近ようやく大型有料駐輪場が出来て、利用料が100円/日、2000/月と非常に利用しやすい設定になっている。
制度の普及には、かなり地域条件が左右すると思われるが、阻害条件を少しでも緩和しながら、
「エコ通勤」の狙いとする「温暖化対策や健康増進、渋滞緩和・・・」に繋げていければと期待したい。
管理者が懇意にしている都内の自転車屋さんも、大変好評で自転車ファンが急増しており対応に苦慮していると聞いた。