ブログ雑記

感じることを、そのままに・・・

死ぬための生き方

2010-11-15 11:57:57 | Weblog


図書館で何気なく手に取った新潮社出版の“死ぬための生き方”を読んだ。
返却してしまったので発行日を忘れてしまったが、十数年前だったように思う。
宇野千代から養老孟司さんまでの45名の死についての考え方が書かれていた。
色々な思いを各人が書いているけれど結局未体験のことだからその時になってみなければ分からないというのが本音ではないかと感じた。
正岡子規が死期がちかずく中で言っていた、死は「思い切る」ことだ、との言葉が脳裏に焼き付いた。
死は逃れることが出来ないことだから、いかに生を思い切れるかが死に際の心の平安を保てるかどうかに大きく関わってくるのだろう。古稀を迎えるとにわかに死期のことが人ごとではなくなって自分のこととして現実味を帯びてきだした。
ただ彼か彼女か分からないけれど、訪問はある日突然にがいい。