先週も”ウイルスの意味論"を読んだ。今度は“新型コロナの科学“読んだ。前者は科学者が書いたものでウイルス研究のこと後者は報道記者が書いたものだった。武漢から拡散したウイルスのゲノムの確定から始まって情報の共有、ワクチンの合成、検証、接種までの過程が書かれていた。従来のワクチンは5〜10年も掛けてやっと効果を発揮することが出来るようになるのに、今回の新型コロナワクチンは1年ほどで接種できた。研究と技術の進歩は驚異だ。よく調べて分かりやすく解説されていて時宜を得た素晴らしい読み物だった。一読を勧めたい。
丁度武漢でコロナが噂され始めた頃に大阪梅田の長距離バス発着場で中国人観光客が関空行きのリムジンバスに沢山乗り込むのを見て、コロナ大丈夫なのかな、と家内と囁き合ったことを思い出した。幸いにもバスは四国行きだったので混じり合うことはなかった。