高校野球、夏の甲子園。
1回戦最後の試合に、新潟代表の日本文理高校が登場した。
2回までに2本の本塁打を打ち、7-0とリードし、相手鳴門渦潮高の左腕エースを引きずり降ろした時には、この試合は楽勝だと思った。
しかし、そこは高校生同士の試合、簡単に決まるものではなかった。
代わった相手の軟投右腕に、なかなかタイミングが合わない。
タイムリーが出ないでいると、相手の方に流れが行く。
3点を取られ、4点のリードがまるで1点差のように感じる。
しかし、最後に登板したエースが、なんとかおさえていく。
すると、ついに8回に追加点のチャンス。
ここで2塁打を打ったのが、初回に本塁打、2回に2塁打を打った3番川村。
大きな2点の追加点を得た。
その裏、1点取られてなお無死満塁のピンチ。
そこを、投ゴロ併殺などで切り抜けたのは大きかった。
最終回も1点は取られたが、日本文理が9-5で逃げ切った。
徳島と新潟が対戦するといえば、ひと頃までは、徳島の優勢は動かしようがなかった。
何と言ったって、あの池田高の存在は忘れられない。
新潟は、勝率が全国で最下位を争うような野球後進県だった。
それを変えたのが、日本文理の大井監督だ。
春の選抜で、初めて新潟県のチームがベスト8に入る「偉業」を達成した。
そして、8年前のあの、今も語り草となっている、中京大中京の決勝戦。
9回裏2死無走者からの大追撃。
惜しくも届かず準優勝となったが、5点を取って追いすがった、球史に残る決勝戦。
そして、3年前には、現在DeNAベイスターズの飯塚を擁して、ベスト4に勝ち上がった。
このような姿に感動した選手たちが全国から集まって来る、ということはあるだろうが、結果を残す、というのは簡単ではない。
監督の手腕にかかるところは大きい。
その大井監督も75歳。
このチームをもって、監督を引退するという。
「子どもたち(選手たち)が、勝利をプレゼントしてくれると言っているから、期待したいね。」
と、昨日試合前に行っていた通りに、1回戦の勝利を贈ることができた。
選手たちは、大井監督と一日も長く試合をしたい、と言っている。
監督も、今日の勝利後、
「子どもたちとまだまだ野球をやれるのは、幸せだな。」
と語っていた。
名将大井監督、最後の夏。
日本文理の選手たちの、これからの更なる活躍を期待している。
1回戦最後の試合に、新潟代表の日本文理高校が登場した。
2回までに2本の本塁打を打ち、7-0とリードし、相手鳴門渦潮高の左腕エースを引きずり降ろした時には、この試合は楽勝だと思った。
しかし、そこは高校生同士の試合、簡単に決まるものではなかった。
代わった相手の軟投右腕に、なかなかタイミングが合わない。
タイムリーが出ないでいると、相手の方に流れが行く。
3点を取られ、4点のリードがまるで1点差のように感じる。
しかし、最後に登板したエースが、なんとかおさえていく。
すると、ついに8回に追加点のチャンス。
ここで2塁打を打ったのが、初回に本塁打、2回に2塁打を打った3番川村。
大きな2点の追加点を得た。
その裏、1点取られてなお無死満塁のピンチ。
そこを、投ゴロ併殺などで切り抜けたのは大きかった。
最終回も1点は取られたが、日本文理が9-5で逃げ切った。
徳島と新潟が対戦するといえば、ひと頃までは、徳島の優勢は動かしようがなかった。
何と言ったって、あの池田高の存在は忘れられない。
新潟は、勝率が全国で最下位を争うような野球後進県だった。
それを変えたのが、日本文理の大井監督だ。
春の選抜で、初めて新潟県のチームがベスト8に入る「偉業」を達成した。
そして、8年前のあの、今も語り草となっている、中京大中京の決勝戦。
9回裏2死無走者からの大追撃。
惜しくも届かず準優勝となったが、5点を取って追いすがった、球史に残る決勝戦。
そして、3年前には、現在DeNAベイスターズの飯塚を擁して、ベスト4に勝ち上がった。
このような姿に感動した選手たちが全国から集まって来る、ということはあるだろうが、結果を残す、というのは簡単ではない。
監督の手腕にかかるところは大きい。
その大井監督も75歳。
このチームをもって、監督を引退するという。
「子どもたち(選手たち)が、勝利をプレゼントしてくれると言っているから、期待したいね。」
と、昨日試合前に行っていた通りに、1回戦の勝利を贈ることができた。
選手たちは、大井監督と一日も長く試合をしたい、と言っている。
監督も、今日の勝利後、
「子どもたちとまだまだ野球をやれるのは、幸せだな。」
と語っていた。
名将大井監督、最後の夏。
日本文理の選手たちの、これからの更なる活躍を期待している。