明け方から、たたくように降る激しい雨に何度も目が覚めた。
たたくような音は、時折弱まるが、激しい雨は続いていた。
朝起きて、TVをつけると、NHKの画面には、青枠に囲まれて「大雨情報(新潟)」の文字が映し出されていた。
この降り方なら、どこかで大雨の被害が出ても不思議はないな、と思った。
そう思っていたら、6時41分、突然携帯が鳴った。
エリアメールだった。
エリアメール。
あの3月11日に受け取ったことを思い出す。
緊急地震速報
福島沖で地震発生。強い揺れに備えて下さい(気象庁)
ドキッとしたが、今日のエリアメールの文面を見た。
土砂災害警戒情報発表
こちらは、新潟県です。
6時40分に、新発田市、胎内市に土砂災害警戒情報が発表されました。
大雨による土砂災害発生の危険が非常に高くなっています。
厳重に警戒してください。
今後の気象情報や市町村からの情報等に注意してください。
新潟県防災局危機対策課
(新潟県)
確かに、短時間にかなりの降水量があり、土砂災害は連想された。
息子が、通勤する時いつも駅まで自転車で行くのだが、今日は「車で送ろうか?」と聞いてみた。
「そうしてもらえるとありがたい。」という返事を受け、7時過ぎ、車を出した。
すると、家を出てすぐ、近くの側溝が流れる雨水を流しきれず、側溝のふたの隙間から水がピュッピュッと吹き出ているのを見た。
そのせいで、道には巨大な水たまりが10メートルくらいにもなっていた。
その側溝からの水が合流する小さな川は、いつもと違って、道とほとんど同じくらいの高さまで水量を増していた。
このままさらに雨が続くと、絶対に冠水するぞ、と思いながら、息子を駅まで送ってきた。
幸いにも、その後雨は止んだ。
息子も、10数分遅れの電車に乗って、新潟に行くことができた。
1時間後、自分が出勤するために再び車を出すと、先ほどの道の巨大な水たまりは、今度は先ほどとは逆の向きで側溝の方に向けて激しく流れていた。
市のホームページをのぞき見ると、水が出たために避難場所を開設したり、通行止めになったりした地域名がいくつか出ていた。
それ以外にも、冠水した所は多くあったようだが、ほとんどが一時的ですんだ。
全国ニュースで大雨のことを知り、心配した親類から電話が入った。
その親類は、2年前の洪水で鬼怒川が決壊し、浸水で被害を受けていたので、ひとごとではなく感じ、心配してくれたのだった。
もう、その頃には、川の水位も落ち着いていたので、大丈夫だと伝えた。
当地は、50年前の羽越水害で2年続けての被害を受けた地域でもある。
それだけに、大きな被害が出なくてすんで、何よりだった。
たたくような音は、時折弱まるが、激しい雨は続いていた。
朝起きて、TVをつけると、NHKの画面には、青枠に囲まれて「大雨情報(新潟)」の文字が映し出されていた。
この降り方なら、どこかで大雨の被害が出ても不思議はないな、と思った。
そう思っていたら、6時41分、突然携帯が鳴った。
エリアメールだった。
エリアメール。
あの3月11日に受け取ったことを思い出す。
緊急地震速報
福島沖で地震発生。強い揺れに備えて下さい(気象庁)
ドキッとしたが、今日のエリアメールの文面を見た。
土砂災害警戒情報発表
こちらは、新潟県です。
6時40分に、新発田市、胎内市に土砂災害警戒情報が発表されました。
大雨による土砂災害発生の危険が非常に高くなっています。
厳重に警戒してください。
今後の気象情報や市町村からの情報等に注意してください。
新潟県防災局危機対策課
(新潟県)
確かに、短時間にかなりの降水量があり、土砂災害は連想された。
息子が、通勤する時いつも駅まで自転車で行くのだが、今日は「車で送ろうか?」と聞いてみた。
「そうしてもらえるとありがたい。」という返事を受け、7時過ぎ、車を出した。
すると、家を出てすぐ、近くの側溝が流れる雨水を流しきれず、側溝のふたの隙間から水がピュッピュッと吹き出ているのを見た。
そのせいで、道には巨大な水たまりが10メートルくらいにもなっていた。
その側溝からの水が合流する小さな川は、いつもと違って、道とほとんど同じくらいの高さまで水量を増していた。
このままさらに雨が続くと、絶対に冠水するぞ、と思いながら、息子を駅まで送ってきた。
幸いにも、その後雨は止んだ。
息子も、10数分遅れの電車に乗って、新潟に行くことができた。
1時間後、自分が出勤するために再び車を出すと、先ほどの道の巨大な水たまりは、今度は先ほどとは逆の向きで側溝の方に向けて激しく流れていた。
市のホームページをのぞき見ると、水が出たために避難場所を開設したり、通行止めになったりした地域名がいくつか出ていた。
それ以外にも、冠水した所は多くあったようだが、ほとんどが一時的ですんだ。
全国ニュースで大雨のことを知り、心配した親類から電話が入った。
その親類は、2年前の洪水で鬼怒川が決壊し、浸水で被害を受けていたので、ひとごとではなく感じ、心配してくれたのだった。
もう、その頃には、川の水位も落ち着いていたので、大丈夫だと伝えた。
当地は、50年前の羽越水害で2年続けての被害を受けた地域でもある。
それだけに、大きな被害が出なくてすんで、何よりだった。