試合ごとに交代出場した選手が決勝ゴールを決め、勝利する。
J2新潟、非常にいい流れだ。
ホーム金沢戦では、本間至恩が。
アウエー水戸戦では、矢野貴章が。
そして、今日のアウエー岡山戦では、ターレスが。
週に1回の試合だから「日替わり」とは言わないが、「週替わり」でヒーローが誕生する。
サッカーJ2第35節アウエー岡山戦。
開始3分にコーナーキックから、DF広瀬のヘッドで先制した新潟。
互いに決定機を迎えながら、得点できずにいたが、75分に同点に追いつかれてしまった。
しかし、81分に交代出場したターレスが、戸嶋と二人でパスを交わし、見事に勝ち越しゴールを決めた。
ターレス、お見事!
助っ人ブラジル人選手だったのに、最近はベンチにすら入れなくなっていた。
腐らずによくトレーニングして、戻ってきたなあと思った。
そして、今日、見事に結果を出したのは素晴らしかった。
同点の局面を、途中出場した選手が決めて勝つ。
これを、どう見るか!?
何がよかったのだろうか?
まずは、監督の采配、選手起用の妙だろう。
活躍できる選手を、最も大事な時に使う。
試合前の週の練習で、調子のよい選手をベンチ入りさせ、使う。
そして、その選手が結果を出す。
やはり、監督の采配がさえているとしか言いようがない。
片渕監督、えらい!
次に、そこまで同点の試合展開でこらえている、チームの選手たちの働きである。
以前、負け続けた時には、1点入れられて同点になると、下を向く選手が多く、チームがガタガタになってしまって続けて失点し、負けてしまうことが多かった。
だが、今は、1点入れられてもチームが崩れることはない。
その後の動きを見ていると、あきらめずに勝利を目指して前を向いて戦っている選手が多い。
戦い方に迷いがなくなったように見えるのだ。
選手たちの勝利を目指す気持ちが、見えるようになってきたように思う。
そして、勝つからチームとしての自信もついてきている。
最後に、アウエーでも他チームにない人数が応援に駆け付けているサポーターたちの存在である。
これは前から変わらないけれど、ホームでの試合に行くと、本当に観客数が減ってきている。
しかし、アウエーの会場にまで行くという人たちは、本当にアルビレックス新潟というチームが好きな人たちなのだ。
そこまでして、応援に駆け付けるサポーターの人たちがたくさんいるチームだということなのだ。
愛媛には引き分けたが、その後4連勝となって、9月は負け知らずとなった。
この素晴らしい勝ち癖と雰囲気のよさを、ぜひ10月も続けてほしい。