ON  MY  WAY

60代になっても、迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされながら、生きている日々を綴ります。

高校生本間至恩、リーグ戦初出場で決勝ゴール!

2018-09-15 23:14:51 | アルビレックス新潟
サッカーJ2リーグ。
第33節は、ホームでツエーゲン金沢戦。

前節FC岐阜戦で快勝したことを自信にして戦えるかどうか。
サポーターは、前節の夢の続きを見たい、そんな思いでスタジアムに駆け付けた。

金沢の監督は、懐かしいヤンツーこと、柳下監督。
2012シーズン、奇跡の残留に導いてくれた監督だ。
そして、その翌2013シーズンは、チームを7位にまで高めてくれた。
そのときには、田中達也と川又堅碁のツートップで、川又が得点を量産したのだった。

さて、そのヤンツーさん率いるチーム、金沢との対戦。
どんな試合になるか、楽しみだった。
試合前の選手紹介の最後には、監督の紹介もあるが、金沢の柳下監督の紹介の際には、大きな拍手が起こった。

さて、試合が始まる。
岐阜戦よりタイトな戦いになる、と選手や監督が予想したように、最初に主導権を握ったのは、金沢。
しかしながら、新潟も徐々に慣れてきて、押し込む時間もあるようになった。
すると、前半も半分ほど過ぎた頃、攻め込んだ新潟が、ゴール前のこぼれ球を渡邉新太が泥臭く飛び込んで、先制ゴールを決めた。
ところが、その2,3分後、コーナーキックから金沢に同点弾を決められてしまった。
先制したら、すぐに決められてしまうのは、近年よく見てきたシーンだった。
本当に勢いづいたチームなら、このまま負けはしないぞ、と思いながら応援していた。
前半は、1-1で終わった。 


後半の立ち上がり、新潟が見事に加藤大のゴールで勝ち越したように見えた。
しかし、それがオフサイドの判定。
なぜ?と思ったが、自チームの選手がオフサイドポジションでプレーにかかわってしまった、ということらしい。
試合は、そのまま膠着状態になってしまった。

新潟は、80分、3人目の選手交代で、なんと2種登録で高校生の本間至恩選手を起用した。
彼は、リーグ戦初出場。
しかも、先制ゴールを決めた渡邉新太に代わっての出場だった。

その本間至恩は、ひときわ小さい。
しかしながら、最初のタッチで素晴らしいドリブルを見せ、相手を抜き、パス交換から最後にはシュートまでいった。
そのプレーには、みんな、ゾクゾクした。
期待感が高まった。

試合は、3分間のアディショナルタイムに入った。
1分が過ぎた頃、カウエからのボールを受けた本間至恩が、ゴール前左から中へ見事に移動しつつ、シュート!
ボールは、緩やかな弧を描きながら、ゴール右隅のネットを揺らした!
新潟勝ち越し!
そして、2分近く後、そのまま試合終了。

新潟は、4か月半ぶりの連勝となった。

シンデレラボーイ誕生!
そんな感じだった。
今日のヒーローインタビューは、先制ゴールの渡邉新太と決勝ゴールの本間至恩。

本間至恩は、「新太先輩がシュートの打ち方を教えてくれたので、ゴールを決められました。」なんてコメントを披露してくれて、皆の笑いをさそっていた。


いやあ、よかった。
ホームで連勝は、うれしい。
勝つことが何よりの妙薬のはず。
新しいヒーローも生まれ、これからがますます楽しみになったアルビレックス新潟であった。
まあ、少し遅かった感は否めないけどね。
コメント
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