ON  MY  WAY

60代を迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされ生きる日々を綴ります(コメント表示承認制です)

田中達也の活躍がうれしい

2018-09-18 22:30:35 | アルビレックス新潟


ここ3試合、アルビレックス新潟は、2勝1分け。
新しいヒーローも生まれ、ようやく戦う形が整ってきた、と思う。
その好調さを支えているのはチームの誰か、というと、私は迷わず「田中達也!」と答える。

誰がヒーローということもない、「皆で」ということが本当は一番なのかもしれない。
しかし、「皆で」ということを、試合後のコメントで最もよく言っていると感じるのが、彼でもある。

1982年生まれの彼は、同年生まれの富澤清太郎に次いでチームで2番目の年長選手である。
その彼が、年長でチーム在籍6年目の古参選手でありながら、今までになかった長時間の試合出場を続けることが多くなった。
浦和で故障していたせいもあって、新潟に来てからは、前後半のすべての時間に試合出場することは去年までなかった。
それが、今年は、キックオフから試合終了まで全時間出場したことも、2度あった。
出場時間を伸ばしているのである。
今も、連続4試合スターティングメンバーに名を連ねて活躍している。

チーム内では、キャプテンや副キャプテンでもないが、ここ数試合は腕にキャプテンマークを巻いて試合に出場を続けている。
それは、単に年長の選手だからというだけではなく、プレーにチームメートからの信頼度の高いものがあるからだと考えている。
練習の時から真剣に取り組んでいるというのはよく聞くことだし、だからといって、後輩選手たちが話しかけられないほどかたい存在でもなく、いじられることもあると聞く。

そして、試合になると、今は、FWとして前からボールを追って、文字通り攻守にわたって走り回っている。
得点に直接結びついていなくとも、新潟のチャンスを作り出し、ピンチの芽を摘み取っている。
守備の選手が、試合後の談話でよく言っている。
「前(攻撃)の選手が、あれだけボールを追って守備をしてくれると、本当にありがたい。」と。
体を張って動き回るその姿は、サポーターの心をも打つ。

身をもって、試合の戦い方をチームメートに示している。
身をもって、チームメートを鼓舞しているのである。
すごいと思う。
年齢を重ねても、サッカーがうまくなりたい、そして勝ちたい、という情熱がその奮闘ぶりから痛いほど伝わって来る。

新潟の若い選手たちも、彼のその姿を見せられると、自分も同じくらいやらなくては、と思うことだろう。
すばらしい手本であり、目指す姿であろう。

彼の娘もサッカーをしていて、今小学生のチームですごくがんばっているという話も聞いたことがある。
今年は、親子そろってサッカーで活躍している。
そのことも張り合いになっているかもしれない。
彼の子育ての考えについては、著書「特別な時間」に詳しく書かれている。
もっともだ、とうなずくことが多い本だった。

残り9試合、田中達也には、これからもチームを勝利に導く活躍をしてほしい。

オー達也 オレンジと青の
オー達也 俺たちの達也!


コメント
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