ON  MY  WAY

60代を迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされ生きる日々を綴ります(コメント表示承認制です)

夏の高校野球県大会シーズンに思う。

2019-07-12 21:11:19 | スポーツ
夏の高校野球、各地で予選が行われている。
新潟県では、以前は100校を超える高校が参加して行われていたが、今は87校の参加にとどまっている。
そのうち2チームが、3~4校の合同チームとなっている。
ずいぶん規模が小さくなってきたなと思っている。

小学校のグラウンドで子どもたちが遊ぶ姿を見ていても、駆け回っているのはほとんどがサッカーである。
野球をする姿は、今はなくなっている。

私が子どもの頃は、空き地があるとしている遊びはほとんどが野球であった。
仮に集まった人数が3人であっても、打者、投手、外野に分かれてよく遊んだものだ。
ただ、同級生たちは、私の野球の力量を知っていたから、遊びの仲間に入れてくれないこともあったけれども…。

遊びの中心が野球であることは、大人になっても変わらなかった。
新潟県では、今から15年くらい前まで、放課後は部活動を行っている学校が多かった。
野球以外の部活動を行う小学校もあったけれど、サッカーにせよ、ミニバスケットボールにせよ、水泳にせよ、陸上にせよ、それらは花形にはならなかった。
その中心、花形は、やっぱり野球であった。
市町村によっては、夏休み中に地域対抗の野球大会が行われたりしていたので、日曜日や夏休みの毎朝は必ず野球の練習、となっていたところも多い。
それゆえに、野球をすることはずうっと受け継がれてきたのだった。

私も、20代から30代の頃は、小学校に勤めながら、野球部の担当となって指導に当たった。
小中高大と、野球を正式にやったことはなかったのに、担当の指名を受けるとなると、やはりチームを弱くていいようにはしたくなかった。
それなりにノックの技量や勝つための戦術を学んで、戦えるチームを作ることはできたと自負している。
残念ながら、教え子で甲子園まで進んだ子はいなくて、県大会の決勝まで行って涙を飲んだという姿は2人(2回)見ている。

さて、それはおいといて、少しずつ時代が変わってきた。
今は、小学校そのもので部活動をしている学校は、ほとんどなくなっている。
小さい頃から野球に親しむ姿が本当に少なくなってしまった。

そんなせいもあってか、私の住む下越地区から甲子園大会へ進出する学校は、近年ない。
去年は決勝まで進んだ新発田高も、今年は初戦で敗れてしまった。
下越地区の高校は、ベスト32の段階でたった2校、五泉高、新発田農高のみとなってしまった。
まあ、どこが勝ち上がっても、県代表となれば同様に応援するのだから、これからも熱戦を期待しよう。
コメント
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