ゴールへ ねらいを定め
加藤マサル さあ撃ち抜け
というチャント(応援歌)は、私の大好きだったレベッカの「フレンズ」の替え歌だった。
サッカーJ2アルビレックス新潟の今季主将で、背番号10を背負っていた、加藤大(かとう・まさる)選手が、同じJ2のアビスパ福岡に期限付き移籍となった。
今季、主将に任命され去年以上の活躍が期待されていた加藤大だったが、厳しい戦いが続いていた。
第9節後には、監督が交代するも、勝ち星は上がらない。
第16節からは、先発メンバーから外れるとともに、ベンチ入りはずっと続けていたが交代出場することはほとんどなかった。
加藤大も主将を務めていたのだから、忸怩たるものがあっただろう。
ただ、チームのためにと思っていても、 試合で使ってもらえない。
自身の有りようにジレンマを感じ、歯がゆく思っていたことだろう。
また、自分が試合に出なくなってからの方がチームの戦績は上向いてきている。
それゆえに、自分でも自分の存在価値を信じられなくなっている。
だから、自分が本当にダメなのか、もう一度勝負してみたい。
そんなことからの移籍だろうと考える。
移籍が決まった以上はがんばってほしい。
移籍先の福岡は、加藤大にとって出身県のはずだ。
自信を取り戻す活躍をしてほしいと願うばかりだ。
…そうしたら、今度は川口が柏に期限付き移籍の報が…。