ON  MY  WAY

60代になっても、迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされながら、生きている日々を綴ります。

「令和3年版 大相撲力士名鑑」(京須利敏・水野尚文編著;共同通信社)

2021-02-22 23:04:17 | 読む
相撲ファン、特にオールドファンにはたまらないよなあ、と思う本だ。
「令和3年版 大相撲力士名鑑」(京須利敏・水野尚文編著;共同通信社)がそれだ。
このたび、図書館から借りた。


本書についての説明は、あとがきにコンパクトに書かれている。

本書は、旧国技館が開館した明治42年6月場所から令和2年11月場所までに、幕内に上がった879人全員の写真、略歴、プロフィルを付した名鑑である。この中には、横綱、大関として角界に君臨した力士もいれば、幕内にわずか1場所だけの力士もいるが、これらの力士全員を網羅し、入幕順に配列している。

力士の索引は、当然のように付いている。
それによって、私が子どもの頃好きだった力士を探してみた。

…あった!


海乃山 勇(かいのやま・いさむ)
昭和36年1月新入幕
昭和45年1月最終場所
幕内在位54場所
殊勲賞1回、敢闘賞2回、技能賞3回。
身長は173㎝、体重120㎏と、そんなに体格には恵まれていない。
どちらかと言えば、小兵力士であった。
その力士が、横綱大鵬全盛の時代に、彼を何度か倒していたのである。
海乃山には、飛び道具があった。
立ち合い一瞬で決まる、「けたぐり」であった。
小兵の海乃山が、大きな力士やメチャクチャ強い大横綱の大鵬に挑み、素早いスピードで飛び込むかと見せて、一瞬のけたぐりをくらわすのである。
きれいに決まった時には、拍手喝采であった。

あの頃は、海乃山もそうだが、個性派力士の活躍が楽しかった。
つり出しが得意の明武谷、小手投げの青ノ里、潜航艇岩風など…。
本書を開けば、まだまだ懐かしい名前が出てくる。
なにしろ、明治、大正、昭和(戦前、戦後)、平成、令和と、年号別になって、力士が紹介されているから、わかりやすい。

ほかにも、優勝力士一覧とか、出身県別力士一覧とか、知りたい情報が満載なのである。
まだ全部読んでいないが、あちこちパラパラと拾い読みしても楽しい本である。

「令和3年版」となっていたから、毎年出版されているのかな?と思って調べてみると、そのとおりであった。

コメント
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